懇談会で発言する柳氏(左)=15日、ソウル(聯合ニュース)
懇談会で発言する柳氏(左)=15日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の柳一鎬(ユ・イルホ)経済副首相兼企画財政部長官は15日、ソウル市内で外国の投資企業や商工会議所の代表らと懇談会を行い、「韓国は世界4位の経常収支や8位の外貨準備高など、最高水準の対外健全性を維持している」と述べ、「弾劾政局」でも韓国経済が安定していることを強調した。 朴槿恵(パク・クネ)大統領の弾劾訴追案が国会で可決された後も「国内の金融と為替市場の指標は安定した流れを維持している」と説明。2004年に盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領(当時)の弾劾案が可決された際も首相による大統領権限代行体制が約2カ月間続いたが市場は安定していたとして、「韓国経済は危機を経て、飛躍した経験を持っている」と述べた。 また、外国の投資企業が韓国経済の軸の一部を担っているとして、さらにビジネスしやすい環境を整える方針を表明した。 外国人の韓国への投資額は昨年、初めて200億ドル(約2兆3500億円)を超えた。今年は9月末時点で150億ドルに達しており、2年連続で200億ドルを上回る見通しだ。 韓国に登録されている外国の投資企業は約1万6000社となっている。 懇談会には在韓米国商工会議所や在韓ドイツ商工会議所など七つの外国商工会議所の代表、英金融大手HSBCや富士ゼロックスなど13社の韓国法人代表らが出席した。 代表らは柳氏に対し、労働・金融の規制緩和推進や新成長分野への支援拡大などを要請した。
Copyright 2016(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0