去る26日、釜山(プサン)海雲臺(ヘウンデ)のあるホテルの正門前で、白昼、数十発の銃声が連続して鳴り響くというショッキングな事件(?)が発生した。

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これは実際の事件ではなく、映画『タイフーン』(監督:クァク・ギョンテク/制作:盡人事(ジニンサ)フィルム)の撮影現場。

この日の撮影分は、劇中、海賊のシン(チャン・ドンゴン)と、彼を追う海軍将校カン・セジョン(イ・ジョンジェ)が初めて対面するシーン。ホテルの回転ドア前ですれ違う二人は、お互いが敵であることを直感し、素早く銃口を向け合う。

映画のワンシーンであるが、鼓膜をつんざく銃声が轟くと、現場を訪れた100人余りの取材陣とホテル周辺に集まった市民の一部は、驚いて声を上げた。

祖国に裏切られ、家族を失い、韓国国家に強い復讐心を燃やす海賊・シン役のチャン・ドンゴンは、シャープなイメージを出すため、なんと7kgを減量し、タイ語・ロシア語に続いて北朝鮮方言まで3ヶ国語を学んだ。

シンと運命的な対決を繰り広げる海軍特殊戦将校カン・セジョン役を演じ、外強内柔型の冷徹なエリートエージェントに扮したイ・ジョンジェは、シンの復讐を止めるため、タイ、ロシアを縦横し、執拗に追撃する。

劇中、シンのたった一人の肉親であり、かつ祖国での唯一の暖かな思い出として残っている姉のチェ・ミョンジュ役には、美人女優イ・ミヨンがキャスティングされた。彼女は、怒りに満ちた弟・シンと、冷たい正義を持つカン・セジョン2人の葛藤の中心に位置する。

純制作費だけでなんと150億ウォン(約15億円)を投入し、昨年11月1日、プサンでクランクインした超大型ブロックバスター『タイフーン』は、タイのクラビ島、ロシアのウラジボストクなどでの海外ロケの後、来たる12月に公開される

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