【ソウル聯合ニュース】韓国の与党セヌリ党で朴槿恵(パク・クネ)大統領と距離を置く非主流派の「非朴派」だった国会議員らが結成した新党「正しい政党」が24日、ソウル市内で結党大会を開き、正式に発足した。 朴大統領の弾劾訴追案に賛成した非朴系の議員29人は昨年12月27日にセヌリ党を離党し、新党結成を進めてきた。次期大統領選をにらんだ動きが加速化する中、保守陣営はセヌリ党と正しい政党に二分された。両党は今後、激しい主導権争いを展開しそうだ。 結党大会では鄭炳国(チョン・ビョングク)代表ら党執行部が選出された。鄭氏は演説で「真の保守の価値を守り、韓国の未来を考える全ての健全な勢力と共にする保守の求心点になる」と強調した。 現在の所属議員は31人で第4党だが、旧正月連休(27~30日)前後にセヌリ党から離党した議員が合流する場合、第3党に浮上する可能性もある。 正しい政党には与党陣営の次世代リーダーとされる劉承ミン(ユ・スンミン)議員や南景弼(ナム・ギョンピル)京畿道知事、元喜龍(ウォン・ヒリョン)済州道知事、呉世勲(
オ・セフン)前ソウル市長がいずれも合流し、注目を集めている。 同党は新党結成を発表した直後は支持率が上昇していたが、現在はセヌリ党を下回っており、次期大統領選への出馬に意欲を示している潘基文(パン・ギムン)前国連事務総長との連携などを検討しているとされる。
Copyright 2017(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0