盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領は21日、元首相の高建(コ・ゴン)氏について、首相起用は結果的に失敗に終わった人事だったと発言した。ソウル市内で開かれた民主平和統一諮問会議の常任委員会で、米軍から韓国軍への戦時作戦統制権や安保政策など、統一外交安保政策を全般にわたり説明する中で述べたもの。

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 盧大統領は、「社会指導層とわたしを近づけくれるだろうという希望から高元首相を起用した。しかし、むしろわたしと盧政権に参加した人が仲間外れになるような体制になった。間に立つ人が双方を引き寄せることができず、自ら孤立する結果にもなった」とした。リンカーン大統領の包容人事をまねようとしたがうまくいかなかったと、人事の難しさを訴えた。

 この発言に対し青瓦台の尹太瀛(ユン・テヨン)報道官は、保守と進歩の懸け橋の役割を期待し高氏を首相に起用したものの意図どおりにはいかなかったことを説明したもので、政治的に解釈する必要はないと述べた。


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