俳優イ・ビョンホン(提供:OSEN)
俳優イ・ビョンホン(提供:OSEN)
韓国俳優イ・ビョンホンが、映画にアドリブをよく入れることで有名だ。昨年12月21日に公開された映画「マスター」でもキム・ウビンに向けた「喉が痛いからちょっと座れ」、「フィリピンから来たんじゃなかったか?」といった台詞や手の甲へのキスで観客を笑わせ、アドリブの実力を発揮した。

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 今作「シングルライダー」でもアドリブを入れたのかという質問に、イ・ビョンホンは「アドリブへの欲はない」と答えた。

 「『シングルライダー』のような作品ではアドリブを使う機会が特になかった」とし、「シナリオの完成度が高いほどアドリブをする想像もできない。だからといってこれまでの作品が完成度が低いということではない(笑)。私が演じたジェフンのようなキャラクターとか、ジャンル上こういう映画でアドリブを入れようと考えない」と述べた。

 イ・ビョンホンは人物の心理を追っていく作品が好みだという。「最近、私が主にしてきた映画がブロックバスター中心の作品だったので、今作が今まで見たことない映画だと思うだろうが、過去を振り返ってみるとこういった感性あふれる映画をしてきた」とし、「アクションもいいが、私はこういう感性あふれる映画が好みだ。演じることにおいて人物の感情に沿って表現するのが楽しい」と明かした。

 前作「マスター」では観客動員数累積714万7063人で歴代37位を記録した。これについてイ・ビョンホンは「数字で映画を評価することが現実になる面もあるが、それが良い事ではないと思っている」と率直な気持ちを語った。

 そして「私がこの映画を選択したとき、もう一つの1000万動員映画になると思ったことは1%たりともない」とし、「観客動員数が少なくてもシナリオがいいので再び選ぶと思う。どのような状況でも私は必ずまたこの映画を選ぶだろう」と今作への愛情を見せた。


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