明るく元気なモテ男トング役をワンチョル(Apeace)とイルグン(TRITOPS*)、恋愛に奥手なテピョン役にヨンウク(Apeace)とカラム(大国男児)がそれぞれダブルキャストで演じる。
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4月4日(火)、東京・渋谷、LAPIN ET HALOTにて制作発表記者会見が行われ、「Apeace」のワンチョルとヨンウク、「大国男児」のカラムが登壇し、ミュージカルにかける意気込みや見どころ、自身の恋バナについても語った。
にこやかな表情で登場したカラムから、今回のミュージカルを「あな恋」と命名した経緯を流暢な日本語で説明。「誰もが1回は経験したことのある恋の話。恋愛が未熟なテピョンと子どものころから仲良しの、女の子にめちゃめちゃモテて自信感のあるトングと、彼らにまつわる女性が登場するミュージカルです」と演出プロデューサーのパク・ミンギュに代わって話した。カラムは韓国での公演時にはトング役で出演していたこともあり、他のキャストからも先生のように慕われている仲の良さも見せた。
オファーが来たときや配役が決まったときの心境を尋ねられると、「うれしかった。歌うことと演技をすることが好きだから、この役にハマってがんばってみようかなと思った」とヨンウクが話すと、ワンチョルは「ぼく?ワンチョル?と思った」と初ミュージカルを受けたときの素直な心境を語り、記者の笑いを誘っておどけて見せた。韓国でも出演をしていたカラムは「韓国でトング役でしたが、今回テピョンで話が来たとき、1つの作品で2つの役を出来るのはラッキーだと思った」と作品に対する想いも語り、「実際に自分も(テピョンのように)恋愛バカだから、演じるのも自然にできるんじゃないかなと思った」と素顔も覗かせた。
そんなカラムのコメントを聞いたワンチョルは「さっき時間があって教えてもらったことがあるのですが、それが1つ1つ大事な話で、これからも(カラムは)僕たちのことを支えてくれる力になってて、楽しみです」と熱弁した。
最初に全編日本語と聞いたときはどう思ったかと問われると「最初に日本語と言われたとき、僕は今年に入って日本に住んで7年目に入るのですが、初の経験だけど多分できるんじゃないかな?これを乗り越えたら、もうちょっと広いことができるんじゃないかなと思って、すごくうれしいかった」とワンチョル。
しかしおなじ「Apeace」のメンバーでもあるヨンウクは「『これいけるのかな?』とも実は思いました」とワンチョルとは正反対に不安だったことを告白したが、「この壁を乗り越えたらこの先はもっと明るいのではないかなと思った」とポジティブな気持ちに変化したことを語った。カラムは「さすがに最初は『ムリでしょ』と思ったが、日本で活動したこともあるし、いまでも日本のファンのみなさんのおかげでいろいろ活動してるから、(全編日本語は)可能性としてはあるかもと思い、また新しい挑戦としてもいい機会だからがんばってみようと思った」と話した。
パクプロデューサーは「韓国スタッフ、日本スタッフが協力して1つの公演をはじめて作り上げることなので、うまくやらなければならないと思っている。また、そういう意味でのプレッシャーや責任感をスタッフたちが協力し合い、また素晴らしい俳優たちも付いてきてくれるので、恥ずかしくない作品にしたいと思います」と意気込みを見せた。
明るく元気なトングと恋愛に奥手なテピョンの2つのキャラクターは、どちらが自分に近いかという質問では、カラムは「僕は絶対的にテピョン!女性と2人きりになると緊張するし、いろいろ考えてしまって頭が真っ白になってしまう瞬間がいっぱいあります。アイドルという仕事を長い期間やってきたから、女性にはまだ弱いなと思いました」と、素直に語った。
続いてワンチョルは「元気さだけで言うとトング。僕は喋るのが大好きで、頭のなかで整理できないまま話すから、聞いてる方は困ってるようですし、僕もなにを言ってるのかわからなくなっている。だから(ミュージカルはそんな心配をすることなく)台本通りにやって、この役でチョルらしい元気さを見せたいと思います」と、コメント自体も着地点を見失う場面に遭遇。ヨンウクとカラムからも「いつもこんな感じで、(話が)ピューンとどこかに行ってしまってます」と(天然?! のワンチョルに)苦労してることを笑いながら語った。最後にヨンウクは「僕はトングになりたがってるテピョン。小学生のころにモテていた友だちに憧れを持ち、真似てみたけど無理でした」と苦い思い出も話してくれた。
それぞれの恋愛観などを交えて話すキャストに続き、今回は「恋の話」ということで、スペシャルサポーターとして、ゲストで登場した元日本代表の武田修宏からは意外な答えが。「僕は女性が苦手。明るく元気なキャラを演じるのは大変」と明かすと、キャストからは「毎日がミュージカルじゃん!」とツッコミを受けるシーンも。
武田は、はじめて会った彼らが会見前の時間も日本語のセリフの勉強をしていた姿に感心したことを話し、「日本語で一生懸命がんばっていたので(本番が)楽しみですし、みんなかっこいいし、やさしいし、すごくモテるんでしょうね」とベタ褒め。
意気込みや見どころをヨンウクは「僕たち『Apeace』もそうだし、お兄さんたちとも4人でいろんな色を出せると思うので、そこを期待してほしいし、新しい姿を見せられると思うので期待してほしい」、ワンチョルは「初ミュージカルなので、僕のことを応援してくれる人たちに見てほしい。『チョルはミュージカルをやらなければよかった』と言われないようにしたいし、新しい魅力を見せたいと思う」と話した。
カラムは「全編日本語ですることは、新しい挑戦。K-popのアーティストってこんなこともできるんだというところを見せたい」と、それぞれの思いを語った。そんなキャストへ武田は「日本で、全編日本語でというのは大変だと思うが、みんな元気もあり、情熱もあるので楽しみです。ぜひ、いいミュージカルをやるので見てほしい。そして男性は5 人に1人は独身、女性は10人に1人は独身と言われ、80%は恋をしていないと言われているので、この恋の話を観ながらこのミュージカルに恋してほしいです。ぜひ観に来てください」とエールを送った。
最後にパクプロデューサーは「まさにいま恋を始めようとしている人、恋をしている人たち。特に女性の方がたくさん共感できるような楽しい作品にしたいと思いますので、たくさんの方に観ていただける作品に出来ればと思います」と締めくくった。
その後、スペシャルサポーターの武田とキャスト3人でのフォトセッションがスタート。「サッカーの監督になったみたい(笑)」と、武田は普段の撮影とは異なる雰囲気に戸惑いながらも、小さなハートやキメ顔のポーズを求められた際にはカラムを手本に真似て、「俺も若くなった気になれる」とまんざらでもない様子を見せた。
フォトセッション後は質疑応答へ。
<B>―韓国でのタイトル「オギョクサ」は「苦い経験」のときに使う単語だと思いますが、みなさんにもそんな苦い忘れられない経験はありますか?</b>
ワンチョル:中学3年生くらいから日本に来るまで、おなじ人と4年くらい付き合っていましたが、その時期に夢を選ぶか恋を選ぶかすごく大変な時期がありました。でも未来のために夢を選んだが、どうしようもなく泣いたりもしました。乗り越えた今も忘れてはいませんが、いい思い出になったかなと思うことです。
ヨンウク:中学校のときの話です。その頃好きな人がいましたが、(すでに)練習生でした。日本に行って活動も始めるから告白ができなかったということがありました。
カラム:2人が恋の話をしたから、僕は普通の話をします(笑)。つい最近、夜中に誰かが玄関のドアをゴンゴンしてて、インターフォンを見たら知らない酔っ払ったおじさんが「開けろ」と言っていた。おじさんの姿がかわいそうで、それが苦い経験でした(笑)
<B>―告白するときはどういうシチュエーションでどんな言葉を言いますか?</b>
ワンチョル:僕はそういうことをよく考えるので、僕から言います!僕は映画「ラブ・アクチュアリー」のなかであったスケッチブックを使ってする告白からレベルアップさせたものをしたいです。ドライブをして景色のきれいな海に行き、ちょうど太陽が昇るときに、僕がレコーディングした歌を聴かせて、スケッチブックを使って告白する。そのあとに準備しておいたダイヤの指輪を渡す。経験はしたことないが、やってみたいです。
カラム:普通に「俺の子どもを産んでくれ」と言います。
ワンチョル:そういうのは、女性はよろこばないし、ダイヤじゃなくてもバラ1本でも物がなければダメだと思うよ。
カラム:バラ1本あげつつ「俺の子どもを産んでくれ」プラス手紙!(会場は爆笑)
ヨンウク:考えてみたのですが、このまえバレンタインのとき、もし彼女がいたらやってあげたいなと思ったことがあります。僕は(告白の)その日に宅配便に変装して、チョコレートやキャンディを入れた箱を用意し、彼女に届けて告白したいです。
カラム:2人が真剣に答えたから、僕ももう1つ考えました。人がたくさんいる、例えば渋谷の交差点で、何人かの踊れるバイトの人に来てもらって、甘い曲が流れ始めたらバイトさんが踊り始めて、僕がバラ1本と手紙を渡す。
ワンチョル:僕の知り合いのなかでそういうことをやった方がいますが、失敗したみたいです(笑)
<B>―同じテピョン役をヨンウクさんとカラムさんがされますが、2人はどういう違いを出そうと思っていますか?</b>
カラム:正直に言うと、まだそこまでは考えていませんが、ヨンウクとは身長の高さだけでもビジュアルが違っているので、そういうところからキャラクターを作っていきたいと思います。
ヨンウク:難しいですね…僕からしたらお兄さん(カラム)は先生の立場なんです。演技が上手いので。どこか言うとしたら少しの若さです。「あの子(演技が)下手かも?」と思われても、テピョンにハマって演じたいと思います。
ワンチョル:今日はイルグン(TRITOPS*)はが来られなかったですが、イルグンもがんばってますし、僕もがんばらなきゃって思います。カラムお兄さんとは1度だけ共演する日がありますが、(その回以外はカッコいいイルグンがトングを演じているのに)僕がやってもいいのかなって心配です。
カラム:これは絶対記事に書いてほしいのですが、ワンチョルは写真より実物が絶対にカッコいいから!トングの役をイルグンがやったときとワンチョルがやったときは、全然違うものになると思います。演技は相手に合わせてお互いに会話をしながら出来るから、イルグンの日もワンチョルの日も観に来てください。
最後にキャスト3人が「あな恋、がんばろう!」と声を合わせ、記者会見は終了した。
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