ミレニアム・ソウル・ヒルトンが、金宇中(キム・ウジュン)旧大宇グループ会長を相手取り、25年間の長期利用契約を交わしている同ホテル内ペントハウスの明け渡しを求める訴訟を起こした。

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 ソウル中央地裁が5日に明らかにしたところによると、金氏は大宇開発が同ホテルを所有していた1999年に、2024年まで25年間にわたり23階全体を借り受ける契約を交わしている。しかし、現在の所有者であるシンガポール系投資専門会社のCDLホテルコリアはこの契約が不当な低価格での不公正取引に当たるため無効だと主張し、明け渡しを求め金氏を提訴した。

 CDL側は、ホテルでも最高の施設を1日328ウォンというほぼ無料に近い料金で25年間1フロアを占有することは正常な契約水準ではなく、会社に損害を負わせる背任行為だと主張する。契約上、金氏には年間5000万ウォン以上を売り上げる義務があり、履行しない場合は契約を解除できることなども指摘している。また、現在は金氏も利用しておらず7年間以上ほぼ放置されている状態である点や、営業に膨大な障害が発生している点などを考慮すると、原告には契約を解除する権利があると強調した。

 金氏は昨年、粉飾決算や不正融資などで起訴され懲役8年6か月と罰金、追徴金刑が言い渡された。同12月に刑執行停止処分を受け、現在は自宅と病院を行き来している。


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