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去る6月2日、香港で27ヶ所のスクリーンで公開されたのをはじめ、11月、日本で250ヶ所以上のスクリーンで公開が予定されているなど、アジア全域で『私の頭の中の消しゴム』の大規模公開が準備されている。
沈滞した香港映画市場の情況を考えると、異例とも言えるほどの大規模で公開された『私の頭の中の消しゴム』は、これまで130万香港ドルの興行成績を上げ、ハリウッド大作の『Star Wars: Episode III』『Sin City』に続き、ボックスオフィス6位にランクされている。
この映画の海外配給を担当しているCJエンターテインメントは「ドロップ率が大きくないと思われ、ロングランになる可能性が高い」と、映画の興行について肯定的な立場を明らかにした。
また、日本の配給社GAGAは、『私の頭の中の消しゴム』が、歴代日本内韓国映画興行1位を記録した『僕の彼女を紹介します』を超える興行作になるものと期待しており、日本公開準備に拍車をかけている。
アジアで最も大きく重要な市場として評価されている香港に続き、日本での大規模公開が確定したことから、『私の頭の中の消しゴム』は、韓国内だけでなく、アジア全域での興行突風を起こす基盤を設けたとみられている。
すでに2004年、釜山(プサン)映画祭で7つの日本企業間で熾烈な争いが繰り広げられた末、当時、韓国映画としては日本販売最高価(270万ドル)を記録し、話題になった『私の頭の中の消しゴム』は、この他にもタイ、台湾、シンガポールなど、アジア各国に販売された状態。
アルツハイマー病で、愛していた全ての記憶を失いつつあるスジン(ソン・イェジン)と、彼女のために全てを覚えようとする純な男チョルス(チョン・ウソン)の切ない愛を描いた『私の頭の中の消しゴム』は、2004年11月、韓国内公開当時、全国260万人の観客を記録している。
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