「U-KISS」
「U-KISS」
5人組となった「U-KISS」が、新体制となって初めてのライブ「U-KISS LIVE EVENT 2017~Stay with U~」を9月30日(土)の千葉公演に続き、10月7日(土)埼玉・さいたま市文化センターにて開催。11日(水)にリリースされた日本14枚目のシングル「FLY」に収録されている新曲3曲をはじめ、ファンとの思い出の曲など日本語曲、韓国語曲を織り交ぜながら全16曲を披露し、5人となっても圧倒的な歌唱力とキレキレのダンスパフォーマンス、愛嬌たっぷりの楽しいトークで、「KISSme」(=「U-KISS」のファン)の視線を終始くぎ付けにした。

U-KISS の最新ニュースまとめ

 今回のライブは、リーダーのスヒョンが、兵役前最後の参加になる可能性が高いと発表されていただけに、会場を埋め尽くしたファンの熱気はものすごく、会場は終始熱い盛り上がりを見せていた。

 ライブ中日(なかび)となるこの日の夜公演は、日本12枚目のシングル「Kissing to feel」で幕を開け、メンバーたちはセクシーなダンスで、大人の魅力全開!続く「Bingeul Bingeul」では、キャッチーでノリの良いメロディに合わせ、ファンの掛け声も息ぴったりで、会場のボルテージは最高潮に。オープニングから、メンバーたちは全力のダンスパフォーマンスを繰り広げ、滴る汗が遠目からも見えるほどのヒートぶりだ。

 「こんばんは。『U-KISS』です」と全員であいさつした後、9月にソロライブを終えたスヒョンが「今回は5人のライブで、ちょっとだけ緊張と不安がありましたが、皆さんの笑顔を見て、それがなくなりました。新曲、そしてたくさんの思い出のある曲を用意したので、皆さんと一緒にまたステキな思い出を作りたいと思います!」と意気込み、それぞれが自己紹介をした後、「U-KISS」もハマっているという“フルートダンス”が話題の新曲「Beginning」へ。
SNSでもメンバーによる“フルートダンス”のレクチャー動画が公開されており、しっかり予習してきたファンたちと一緒に踊りながら、一体感を作り上げた「U-KISS」は、続くミディアムチューン「Thousand Miles Away」では、歌声で楽曲の切ない世界観を表現した。

 MCに入り、「Beginning」について、フンが「初心に戻って、目標に向かって走っていくみたいな、希望のある曲です」と紹介。イライは「さっき皆さんが一緒に“フルートダンス”を踊ってくれて、感動したし、本当に楽しかったです」とニッコリ。そして、現在韓国でドラマ撮影に励み、日本での新曲プロモーションに参加できていないジュンは、スヒョンから急に「元気でしたか?」と話を振られ、「元気です。兄貴たちに本当に会いたかったです!」とうれしそうに答えた。「ジュンも元気だし、皆さんの笑顔もステキだし、きょういい感じじゃないですか?」とご機嫌なスヒョンは、「Beginning」の“フルートダンス”をもう1回やりたいと言い、会場全員でもう1回踊って盛り上がった。

 「次は『U-KISS』にとっても、皆さんにとっても大切な思い出がある曲です」というスヒョンの曲紹介で、バラードブロックに突入。「Distance...」、「A Shared Dream」で観客の感性を刺激した5人は、「JYJ」ジェジュン主演のドラマ「マンホール-不思議の国のピル」のOSTとなった「RUN A WAY」をロマンチックに歌い上げた。

 スクリーンに、フン&ジュンによる曲フリコメントから、「FLY」のPVが流れた後、白シャツにジーパンという衣装に着替えたメンバーが登場し、「FLY」を披露。コンテンポラリーダンスのような、しなやかな美しさと、ダイナミックで力強い躍動感にあふれたパフォーマンスが曲にマッチし、いままでとはまた違う魅力で、5人のカッコよさが爆発!曲中、何度も大きな歓声が上がるほどで、ファンの心をわしづかみにした。

 現在展開しているプロモーション活動でも、すごく評判がいいというキソプが作ったこの「FLY」。「最初、キソプの曲だと知らずに聴きましたが、メンバーみんなが“これをタイトル曲にしたらどう?”って話になり、その後キソプの曲だと聞いて、みんなが驚きました。キソプのことを尊敬しました」とフン。「キソプさん、またステキな曲を作って、『U-KISS』にください」と言うスヒョンに、敬礼して応えたキソプは、「いままでにないジャンルの曲をやりたくて、今回トロピカルハウス・フューチャーベースというジャンルの曲を作ったんですけど、ファンの皆さんがたくさん愛してくれて本当に胸熱です」と感無量な表情を浮かべた。

 そして、「スヒョンさんが好きな夜に、もっと熱くなるようにいきましょうか!」と客席をあおり、後半戦へ。男らしいパワフルさが堪能できる人気曲「Man Man Ha Ni」で、一気に会場のボルテージを上げ、セクシーなダンスナンバー「Stop Girl」で、会場をさらに熱くした「U-KISS」。

 ディズニーの名曲をカバーしたアルバム「Thank You Disney」に参加し、「Try Everything」(「ズートピア」の主題歌)を歌った彼らは、同曲を明るく楽しい雰囲気のパフォーマンスで披露した。歌い終えると、スヒョンとフンが「ズートピア」の「ズ」の発音が「ジュ」になってしまい、ファンに教えてもらいながら発音するも、結局「ズ」と「ジュ」の何が違うのか分からないと話し、会場を爆笑させた。

 ライブもいよいよクライマックス。本編最後は、「Standing Still」、「FEEL IT」とダンスナンバーで、最後まで「U-KISS」らしい持ち味を発揮。客席もそれに呼応し、熱気が充満したまま、終了した。

 「U-KISS」コールを受け、再びステージに戻ってきた5人は、チックスマートに乗って登場!「PaNiC!」だ。楽しそうに自由自在に乗りこなす姿を見せ、「アンコールありがとうございました!」と笑顔であいさつ。そして、ニューシングルの収録曲「Prologue」では、メンバーたちが手を左右に振ると、客席も同じように手を振り、ピンクのペンライトがゆらゆら揺れる美しい光景が見られた。

 アンコール最後の曲にいく前に、メンバーが1人ずつ感想を。まずはジュンから。「埼玉で皆さんといい思い出が作れたと思うので、本当に幸せです。今回の活動をスケジュールがあって、兄貴たちと一緒にできなくて、本当に申し訳ないんですけど、心は一緒にいることを皆さんが分かってくれるとうれしいです」と話し、スヒョンが「ジュンは韓国で、ハードなスケジュールで活動しています」といまの状況を説明。客席のあちこちから「頑張れ!」という声が上がると、ジュンはマイクなしの地声で「頑張りま~す!」と声を張り上げ、気合を入れた。
次のイライは「いつも皆さんに感謝しています。今回のシングルは、“フルートダンス”もありますが、皆さんパーフェクトに僕たちと一緒に踊ってくれて本当にありがとうございます。この短い間に、新曲の歌詞も覚えてきてくれたみたいで、心から感謝しています。大好きです!」と伝えた。

 キソプは「ことしは腰が痛くて、めっちゃつらかったとき、皆さんがたくさん応援してくれたので、今度は僕から、いいパフォーマンス、いい曲をプレゼントしたいと思って、韓国で頑張って日本に来ました。ここにいるファンの皆さんがいるだけで、僕はめっちゃ元気です。ステキな笑顔で、毎日僕たちを愛してくれて、心から感謝しています。そして、10月11日に『FLY』が発売されますから、いいなと感じたら、皆さんの友達とかにも聴いてほしいです」と照れくさそうにしながらも、しっかりPR。

 そして、やっと自分の話す番が回ってきたフン。「『U-KISS』はデビューしてから韓国では来年10年だし、日本では6年経つので、普通は膝とか腰が痛くなります(笑)。そういうとき、『KISSme』に会ったら痛くない」と話し始め、「皆さんは僕たちの痛み止め」というキソプを横目に、続けるフン。「だから、『KISSme』は『U-KISS』の病院みたい(笑)。疲れたときは『KISSme』のところに行ってもいいですか?」と客席に呼び掛けた後、「メンバーの皆さん、疲れたときは?」と今度はメンバーに問い掛け、「KISSme!」と答えるメンバーたち。さらにフンは「『KISSme』の力が必要です。その力をもらって、5人になったけど、5人でも破壊力のあるグループになって、『KISSme』にいつも幸せを届けたいと思います。『KISSme』はオレが守るよ!『U-KISS』も守るよ!」と熱い思いを伝えた。

 最後に、スヒョンはまだ決まっていることは何もない、という前置きで入隊の話にも触れ、ファンに心の準備をする時間を与えた。「メンバーのことを信じているから、スヒョンの分まで頑張って活動してくれると思います。戻ってきたら、『U-KISS』でもっと頑張りたいです」と胸の内を明かし、「スヒョンがいないときは、メンバーの中だったら浮気してもいいですよ。4人カッコいいですから選んでください(笑)」とスヒョンなりのユーモアセンスで冗談を飛ばしながら、「皆さんと会えないのはすごく寂しくて本当につらいと思います。でも、落ち込んだりしたくない。元気出して!」と明るく振る舞うと、客席からは「待ってるよ~」という声が。
湿っぽい雰囲気になっていると、ジュンがまたもや地声で「泣かないでくださ~い!皆さんの涙、見たくな~い!」と突然叫び、その大胆な行動に、思わず笑みがこぼれる会場。スヒョンがジュンに「リーダーになって(笑)」と声を掛け、温かい笑いが広がった。

 「U-KISS」メンバーが客席をバックに写真を撮った後、ラストナンバーは全員の想いを乗せたスヒョンのソロ曲「I’ll be there」を5人で熱唱。ボーカルラインのフン、キソプはスヒョンを真ん中にし、肩を組みながら歌い、キソプはスヒョンのほっぺにチューする場面も。ほほ笑ましい姿に、客席まで笑顔に。さらに、イライとジュンがこの曲にラップを加えて盛り上げ、「君に会いたいよ」のパートはファンも一緒に大合唱!会場にいる全員の想いが1つとなる感動的なエンディングとなった。

 温かい雰囲気に包まれた客席に向かって、スヒョンは「これからも『U-KISS』、もっと精一杯頑張るので、皆さんたくさん応援よろしくお願いします!きょうもすごく幸せで、またステキな思い出ができて、うれしいです!皆さん本当に心から感謝します」とリーダーらしく締めくくり、最後は5人で「以上、『U-KISS』でした!」と充実した表情を浮かべ、笑顔でステージを後にした。

 ライブ後は、来場者全員とのハイタッチ会まで行った「U-KISS」。今回のライブで、新生5人の新たな可能性を十分に見せた彼らは、ニューシングル「FLY」を引っさげ、次なるステージへと走り出す。



Copyrights(C) OSEN wowkorea.jp 0