スウェーデンの貿易保険機関EKNのカリーナ・キャンプ広報官は20日、米国の声(VOA)とのインタビューでこのように明かした。
この広報官によると北朝鮮のスウェーデン負債は2016年12月基準、27億クローナ(約375億円)で、1970年代、対北輸出代金6億クローナ(約83億円)を受け取っておらず、利子と共に増えた金額だ。
北朝鮮は1974年、スウェーデン産のボルボ1000台などを輸入した後、この代金を支払わなかった。
EKNの2016年、年次報告書によると16か国のスウェーデン負債は60億2000万クローナ(約837億円)だが、このうち、北朝鮮とキューバの負債の合計が全体の76%に迫っている。キューバは18億クローナを借金している。
北朝鮮は過去40年間、一度も負債の一部を返済したことはない、とスウェーデン政府は明かした。
北朝鮮はスウェーデンだけでなくスイスにも2億510万フラン(約237億円)規模の負債がある。フィンランドも1970年代、北朝鮮が当時の金額で3000万ユーロ(約40億円)の代金を支払っていなかったことが明らかになった。
欧州の国々の催促にも北朝鮮は気にしていない。この状況で債権国が金を取り戻せる方法は多くないと専門家らは言うと、VOAは伝えた。
資本市場に参加していない北朝鮮には国際市場断絶の脅迫が通じていないうえに、北朝鮮の対外交易規模があまりにも小さく、海外資産の差し押さえも効果的な対策になるのは難しい、とVOAは指摘した。
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