「目をしっかり閉じて唇をずっと出して」
13歳の純情少年パク・ヘイルが2度の断りの後、年上女ヨム・ジョンアとのディープな(?)キスに成功して喜びの声を上げた。

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しかし、実際はあまりロマンチックではない。両目をしっかりつぶったまま唇だけ突き出した、パク・ヘイルのぎごちない動作でエロチックさは全然感じられないからだ。

パク・ヘイル&ヨム・ジョンア主演の映画『少年、天国へ行く』(監督:ユン・テヨン、制作:サイダスピックチャス)は、ある日突然、外見だけ33歳になった13歳の少年ネモの愉快で感動的なファンタジーロマンス。

劇中のパク・ヘイルの役は、隣家未婚母“ブジャ”(ヨム・ジョンア)に片思いし、結婚すると決心した無茶な子供“ネモ”。大人の男の体になってブジャに堂々とプロポーズする。

しかし、13歳少年の無理矢理なアプローチが、29歳の年上女性に通じるわけがない。自分を“ネモの父”と欺いてブジャに近付いたパク・ヘイルは、彼女の心を得るためにたゆまぬ努力するが、ビンタをくらって彼女を悲しく泣かせ、毎回失敗の苦味を味わう。

この日の問題のキスシーンは、ブジャの酒癖のせいでキャバレーでひとしきり騷動があった後起こった。互いの傷を手当てしながら妙な雰囲気を感知したネモは、さびしいのが人生と言いながら傷ついているブジャに「キスすればさびしくないのに」という。

ちょうど酔っ払ったからなのか本気なのかブジャも「酒くさいと思うけど」と言いながらもっともらしい雰囲気をリードする。

いよいよ勇気を出してキスを試みたネモは「少しさびしくなくなったみたい」というブジャの言葉に「また行きますよ」とい言いながらもう一度積極的に突進、2人だけの猪突猛進なキスにつながる。

すでに前作『恋愛の目的』でディープなラブシーンを披露したパク・ヘイルだが、先輩ヨム・ジョンアとの初キスを控えて緊張したのか、監督に再び動線を確認しながら、過剰なほど物静かな姿を見せた。

これに比べ、芝居と人生で断然先輩であるヨム・ジョンアは「別にどうってことないですよ」と、普段のクールな性格のまま楽に撮影に臨んだという裏話だ。

韓国版『ビッグ』と呼ばれ、現在85%ほど撮影を終えた映画『少年、天国へ行く』は、今秋可愛い“ネモ”の本音を公開する予定だ。

Copyrightsⓒsports donga & etimes Syndicate & wowkorea.jp
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