2018年平昌(ピョンチャン)冬季五輪・スピードスケート女子団体追い抜き(パシュート)に出場した韓国代表キム・ボルム選手(25)のインタビュー態度に続き、スピードスケート元代表チャン・スジ(21)の擁護・謝罪文までにも波紋が広がっている。

キム・ボルム の最新ニュースまとめ

 キム・ボルム(25)-パク・ジウ(19)-ノ・ソンヨン(28)で構成された女子パシュート韓国代表は前日(19日)、江陵スピードスケート競技場でおこなわれた競技で、3分03秒76を記録し、8チーム中7位に終わった。

 計6周するパシュートで韓国は残り1周の場面でスパートした。この過程で一番後ろを滑走していたノ・ソンヨンがキム・ボルムとパク・ジウに大きく離されるかたちとなり、そのままばらばらでゴールした。結果ではなくこの内容面が問題視され、生中継を担当した解説委員なども指摘する部分だった。

 さらにキム・ボルムは競技後のインタビューで「最後にソンヨンさんの体力が落ち、格差が広がった」と笑いながら話したことで、ネット上で波紋が広がった。その後、キム・ボルムのSNSには悪質なメッセージが相次ぎ、SNSを非公開に転換するに至った。

 その後、パク・ジウが別のインタビューで「意思疎通に問題があり、正直、ソンヨンオンニ(オンニ=年上の女性を指す言葉)がこうなると考えていなかったわけではないけど…記録への欲もあって」と釈明したが、むしろ非難が大きくなった。

 そんな中、チャン・スジがキム・ボラムを擁護。応援する国民を叱責するような文章をSNSに掲載し、波紋は一層広がっていった。彼女は自身のInstagramに「関心もないのに、五輪シーズンだからって何も知らずに見て、選手たちを傷つけることだけするのね。とても腹が立つ。ただ平常時のように、関心がないほうがいい場合も」と言及した。

 予想に反して批判する世論が拡大すると、関連文章を削除し、謝罪文を掲載。だが、時は既に遅かった。

 韓国大統領府ホームページ内に設置された国民請願コーナーには「キム・ボルム パク・ジウ選手の資格剥奪」を求める請願文が掲載されており、20日午前11時現在、同意18万人を超えている。

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