【ソウル聯合ニュース】大韓赤十字社の朴庚緒(パク・ギョンソ)会長は8日、朝鮮戦争などで生き別れになった南北離散家族の再会を含む人道的問題について北朝鮮の朝鮮赤十字会と緊密に協力していくとの立場を明らかにした。ソウル本社で開かれた世界赤十字デー記念式で述べた。 朴氏は「先の南北首脳会談を通じ73年間続く分断の悪循環を乗り越え、戦争、暴力、核から解放される『平和共存の朝鮮半島の新時代』を切り開くことができる可能性を感じた」と語った。 その上で、朝鮮赤十字会と胸襟を開いて話し合い、離散家族問題の根本的な解決と南北の人道的協力のために最善を尽くす方針を示した。 離散家族再会に関する大韓赤十字社の具体的な推進策については「赤十字会談開催後に公開する」と説明した。 南北首脳会談で署名された「板門店宣言」には、8月15日の離散家族・親戚再会行事開催を進めるとの内容が盛り込まれている。韓国政府は再会行事の円滑な準備のためには遅くても6月初旬には赤十字会談が開かれる必要があるとみている。
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