【ソウル聯合ニュース】韓国で統一地方選と国会議員の再・補欠選(6月13日投開票)を9日後に控え、激しい選挙戦が繰り広げられている。 選挙運動は5月31日にスタートした。世論調査で優位に立つ与党「共に民主党」の幹部は首都圏や釜山市、慶尚南道など戦略地域に続き、4日には劣勢が伝えられている済州道を訪れ、応援演説を行った。済州道への経済支援を約束するとともに、2度の南北首脳会談に続き、選挙前日の12日には朝鮮半島の平和定着に向けた朝米(米朝)首脳会談が開催されることをアピール。仲介役を果たした文在寅(ムン・ジェイン)政権への支持を訴えた。 一方、苦戦が予想されている保守系の最大野党「自由韓国党」は文政権の経済政策を批判するなど、文政権への審判を焦点に選挙戦に臨んでいる。 ただ、同党の洪準杓(ホン・ジュンピョ)代表は3日、「一部の候補が今回の選挙を(候補者の)人物対決に持ち込む方が良いとしている」として、4日から応援遊説を行わない方針を明らかにした。同党は代表が党本部で選挙を指揮するためだと説明しているが、一部の候補が北朝鮮問題などを巡る洪氏の過激な発言などを理由に応援を拒否していることが背景にあるとみられる。党代表が遊説を行わないのは極めて異例。主要地域での応援演説は続ける方針という。
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