＜サッカー＞韓国代表、正GK競争が加熱＝キム・スンギュ（神戸）－キム・ジンヒョン（セレッソ）－チョ・ヒョヌ（大邱）

韓国代表の正GKをかけた競争が始まった。

キム・スンギュ の最新ニュースまとめ

　男子サッカー、韓国代表のパウロ・ベント監督（49）は去る5日、11月Aマッチのアウェイ2戦に出場する26人を公開した。韓国は17日と20日、オーストラリア、ウズベキスタンとの親善試合に臨む。

　ベント号3期はあらゆるポジションで変化があった。攻撃・守備の要、ソン・フンミン（26、トッテナム・ホットスパー）、キ・ソンヨン（29、ニューカッスル・ユナイテッド）、チャン・ヒョンス（27、FC東京）が欠けた。代表に不可欠だったイ・ジェソン（26、ホルシュタイン・キール）も今回のリストには含まれなかった。

　主軸メンバーが大挙除外された分、6人の新顔が含まれた。攻撃陣にはイ・チョンヨン（30、ボーフム）ナ・サンホ（22、光州）、中盤にはク・ジャチョル（29、アウクスブルク）、キム・ジョンミン（18、レッドブル・ザルツブルク）、守備にはクォン・ギョンウォン（26、天津権健足球倶楽部）、イ・ユヒョン（21、全南）が名を連ねた。

　そんな中、変化のないポジションがある。それはGK。今回もキム・スンギュ（28、ヴィッセル神戸）、キム・ジンヒョン（31、セレッソ大阪）、チョ・ヒョヌ（27、大邱）が選ばれている。1期ではチョ・ヒョヌが負傷のためソン・ボムグン（21、全北現代）が臨時投入されたが、選抜リストは3回連続で固定となった。

　よって、アジアカップも特別なことがない限り、キム・スンギュ、キム・ジンヒョン、チョ・ヒョヌがそのまま合流する可能性が高い。ベント監督は8～9月のAマッチ4試合で3人のGKを代わる代わる起用した。コスタリカ戦（2-0勝）とウルグアイ戦（2-1勝）はキム・スンギュが、チリ戦（0-0引き分け）はキム・ジンヒョン、パナマ戦（2-2引き分け）はチョ・ヒョヌが先発出場した。

　ベント監督は就任からずっと、後方のビルドアップの重要性を強調している。GKは代表招集期間、キックやスローイングなどを集中的に練習し、実戦ではGKが積極的にビルドアップに介入するプレーを見せた。

　まだ正GK競争から飛び出た選手はいない。全員、同じスタートラインに立っていると言っても過言ではない。キム・スンギュのみ2試合を先発で出場したが、11月のAマッチではどんな変化が生じるかは分からない。これまでの親善試合でベント監督が100%の満足感を示す選手はいなかった。

　2018 FIFAワールドカップ（ロシア大会）とアジア大会で印象的な活躍を見せたチョ・ヒョヌもビルドアップでは惜しい部分がある。パナマ戦で彼はファインセーブは光ったものの、足元での印象的なプレーは見当たらなかった。

　結局、11月の姿により来年1月開催のアジアカップ正GKが定まるものと見られる。果たしてGK競争で誰が笑うのか、注目だ。