◇文大統領への米朝の信頼基に主導的役割 韓国外交部が方針 外交部は13日、「2019年の主要業務推進計画」を発表し、米朝が2月末に行った2回目の首脳会談は合意に至らなかったものの、今後の交渉と北朝鮮の金正恩(
キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党委員長)のソウル訪問などにより、完全な非核化と恒久的な平和定着に向けた画期的な進展が期待されるとの見方を示した。また、米朝が文在寅(ムン・ジェイン)大統領に寄せる信頼を基に、双方が接点を探る過程で主導的な役割を果たすと強調した。◇粒子状物質を「社会災害」に 国会で法改正案可決 国会は本会議を開き、粒子状物質(PM)を社会災害に含める内容の「災害および安全管理基本法」改正案を可決した。これにより、法律上災害と指定された粒子状物質の問題解決に国家予算を投入できるようになる。国会はこのほか、一般人も液化石油ガス(LPG)車両を購入できるようにする「液化石油ガスの安全管理および事業法」改正案も処理した。LPG車はガソリン車やディーゼル車よりPM排出量が少ないとされる。現在はタクシーやレンタカーなどだけに使用が限られている。◇ポンペオ氏が再び表舞台に 北朝鮮に「行動」求める ポンペオ米国務長官は12日(現地時間)、米テキサス地域のテレビ局とのインタビューで「言うは易しだ。われわれはひとえに行動だけを価値のあるものと考える」と述べ、北朝鮮に非核化の履行を求めた。2回目の米朝首脳会談以降、北朝鮮北西部・東倉里のミサイル発射場で建て直しの動きが見られることに対してボルトン米大統領補佐官(国家安全保障担当)がメッセージを発信してきたが、ポンペオ氏が再び表舞台に立った形だ。◇与野党の対立続く 最大野党院内代表の発言巡り 保守系最大野党「自由韓国党」の羅卿ウォン(ナ・ギョンウォン)院内代表が12日に国会で行った演説で、「大韓民国の大統領が(北朝鮮の)金正恩の首席報道官という恥ずかしい話を聞くことがないようにしてほしい」と発言したことを巡り、同党と与党「共に民主党」を中心とする進歩(革新)系政党との対立が続いている。共に民主党は羅氏の発言について、国会倫理特別委員会に付託するなどと責める一方、自由韓国党は「左派の全体主義だ」として強く反発している。
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