韓国　けさのニュース（４月１０日）

◇３月の失業率４．３%に改善　就業者増加数２０万人台を維持　韓国統計庁が１０日発表した雇用動向によると、３月の失業率は４．３%で、前年同月比０．２ポイント改善した。若年層（１５～２９歳）の失業率も０．８ポイント改善し、１０．８%となった。就業者増加数は昨年２月（１０万４０００人）に大きく落ち込んだ後、今年１月（１万９０００人）まで低調だったが、２月（２６万３０００人）に２０万人台に盛り返し、先月もこれを維持した。◇文大統領きょう米国へ出発　１１日にトランプ氏と首脳会談　文在寅（ムン・ジェイン）大統領は１０日、トランプ米大統領との首脳会談のため、米ワシントンに向けて出発する。１泊３日の日程で、会談は１１日（米東部時間）に開かれる。両首脳の会談は昨年１１月末以来で、２月末の米朝首脳会談後では初めて。文大統領は米朝首脳会談が物別れに終わった後、膠着（こうちゃく）状態にある非核化交渉の再開に向けた糸口を探ることに注力する見通しだ。非核化を巡り、一括妥結を目指す米国に対し、北朝鮮は段階的な非核化を主張しており、双方の溝を埋められるか注目される。◇北朝鮮が政治局会議開催　正恩氏「新たな戦略的路線を貫徹」　北朝鮮の金正恩（キム・ジョンウン）国務委員長（朝鮮労働党委員長）は９日、最高人民会議（国会に相当）が１１日に開催されるのを前に、朝鮮労働党の政治局拡大会議を開いた。朝鮮中央通信が報じた。この会議で金委員長は「緊張した情勢に対処」し、「わが党の新たな戦略的路線を徹底的に貫徹」すると強調した。新たな戦略的路線とは昨年４月の党中央委員会総会で打ち出したもので、核開発と経済建設を同時に進める「並進路線」の代わりに、経済に総力を挙げる「経済建設総力集中」路線を意味する。◇わいせつ写真流布で立件のロイ・キム　警察に出頭へ　わいせつ動画を隠し撮りしてインターネット上に流した疑いで逮捕された歌手兼タレントのチョン・ジュニョン容疑者（３０）がメンバーだったコミュニケーションアプリ「カカオトーク」のグループトークにわいせつな写真を送信したとして立件された歌手のロイ・キム（本名キム・サンウ）さん（２５）が１０日、警察に出頭し被疑者として事情聴取を受ける。警察は、キムさんがわいせつ写真を送信した経緯などを調べる計画だ。◇サッカー欧州ＣＬ　孫興民が決勝弾　　　　サッカーの欧州チャンピオンズリーグは１０日（日本時間）に準々決勝第１戦が行われ、イングランド・プレミアリーグのトットナムで活躍する韓国代表のエース、孫興民（ソン・フンミン、２６）がマンチェスター・シティーとのホーム戦で後半３３分に決勝ゴールを決め、トットナムが１―０で勝利した。これにより、孫は今季の通算得点を１８に伸ばした。