【ソウル聯合ニュース】韓国の人気グループJYJのユチョンさんが10日、大手乳業会社・南陽乳業創業者の孫で元恋人の
ファン・ハナ容疑者が薬物を使用した容疑で逮捕されたことについて会見し、同容疑者が芸能人から薬物を勧められたと主張していることに関して「(自身は)決して、薬物を使用したことはない」と明言した。 ユチョンさんはこの日、自ら希望してソウルの韓国プレスセンターで会見を開いた。ファン容疑者が証言した芸能人が自分ではないかと思われるのがとても怖かったと述べた上で、関連を否定した。 また「私は決して薬物を使用していないが、このように薬物を使った人になるのかという恐怖に包まれた」とし、「違うと言って地団駄(じだんだ)を踏んだところで、きっとそうなってしまうに違いないという恐怖がやってきた」と心境を説明した。 黒いスーツ姿で会見に臨んだユチョンさんは、うつ病の治療を受けていたことを明かした。 ユチョンさんは兵役中の2016年6月に4人の女性から性的暴行容疑で相次いで告訴され、17年3月に検察から嫌疑なしの判断を下されたことを振り返り、「長期間捜査を受け、法的に嫌疑なしと立証されたが、社会的な叱責や道徳的罪悪感、羞恥心により、つらかった。(活動を)自粛して反省すれば再起できると考えながらも、そのまま死んでしまいたいこともあった。精神科で処方された睡眠薬を使ってやっと眠れる日々だった」と伝えた。 また「再び演技をし、活動するために毎日、自らにむちを打ちながら苦痛に耐えて努力してきた私が、すべての努力を水の泡にする薬物(使用)を考えたり、行ったりするというのは、本当にありえない話」と強調した。 17年4月に結婚すると発表しながら破局したファン容疑者との関係については、「昨年の初めに別れる決心をし、決別した」とし、「決別後、私はファン・ハナ(容疑者)の脅迫に苦しめられたが、あの人は私が本当に大変だった17年、世の中の人全てが背を向けたと思った時に私のそばで私を好きになってくれた人なので責任を感じ、申し訳ない気持ちが大きかった」と話した。 ファン容疑者の薬物使用については、「私のようにうつ病で睡眠薬を服用していることを知っていたが、私はその薬とは関係していない」とし、「(ファン容疑者が)私の前で薬物使用の前科があるとか違法な薬を服用中という話もしたことがない。私は薬物を使用したことはなく、まして勧めたこともない」と強調した。 最後にユチョンさんは、警察の調査に誠実に協力すると述べた。その上で「きょう、この席に出てきた理由はこの件で私の疑惑が認められれば、芸能人ユチョンとして活動をやめて引退する問題を越え、私の人生全てが不正当なものになるため、切迫した気持ちできた」と説明。また薬物を使用していないことを捜査機関に対し、直接伝えると明らかにした。 会見で質疑応答の時間は設けられなかった。 捜査当局は7日、ファン容疑者が自身の逮捕状を発付するかどうかを決める6日の令状審査で「芸能人の知人から(薬物を)勧められ、使用するようになった」と証言したことを明らかにした。 ファン容疑者の証言を受け、警察当局はこの芸能人について捜査を開始。同容疑者の元恋人のユチョンさんが「芸能人の知人」であるとのうわさが広まった。
Copyright 2019(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0