Q.初めての日本ファンミーティングでしたが、率直な感想を教えてください。
ドラマ「恋の花が咲きました~2人はパトロール中~」が日本で放送されると知って、すごく胸がドキドキしました。加えてこのように日本に来られる機会をいただいて、本当に驚いています。もちろん、役に対して一生懸命向き合って演じたんですが、たくさんの温かな反応をいただいて、それに対するご褒美は十分もらったと思っていたんです。でもファンミーティングという大きなご褒美がいただけたということに、心から感謝したいです。(日本語で)ありがとうございます。
Q. 国を越えてご自身の作品が観られているというのは、どんな気分ですか?
責任感をより強く感じるようになりました。国は違うかもしれませんが、地球規模で見れば全員“地球”に住んでいるので、僕としては同じ場所にいると思っています(笑)。SNSを通して、たくさんの国の方からメッセージをいただくたびに、すぐにでも皆さんに会いに行きたくなりますね。皆さん本当にとても温かな反応をくださるので、とても良い仕事をしているなと思いますし、この職業に誇りが持てます。これからも良い作品に出て、良い演技をして、良い影響を与えられたらいいなと思います。
Q. 日本のファンに対して、どんな印象を持ちましたか?
日本の作品に対して温かな印象を持っていたのですが、ファンの方たちにも同じ印象を持ちました。韓国のファンの皆さんは情熱的な部分がとても強いのですが、日本のファンの皆さんは床暖房のようにずーっと応援をし続けてくださってうれしいです。
Q. 日本の作品を観られるとのことですが、たとえばどんな作品をご覧になるんでしょうか。
ドラマ「1リットルの涙」が韓国でリメイクされるということで、日本版を観ました。とても悲しくて、たぶん僕も涙1リットル分は泣いたと思います(笑)。アニメは「千と千尋の神隠し」を観まして、とても面白かったです。それと、日本に来る前日に映画「僕は明日、昨日のきみとデートする」を観ました。「いま、会いにゆきます」も観たし……。切なさで心がしめつけられるような作品を好んで観ますね。日本映画は、感情の繊細な部分がしっかりと描写されていて、切なさがより強くなるのでとても好きです。感情を揺さぶりたくなる時は、日本映画を観るのが一番良いです。
Q. 作品の中で気になった俳優はいらっしゃいましたか?
小松菜奈さんと竹内結子さんです。僕が助けてあげたい気持ちになりました(笑)。
Q. そんなお二人と共演できることになったらどんなジャンルで共演しましょうか。
(即答で)もちろんロマンスドラマです! お話をいただいたら迷わず引き受けます(笑)。
Q.プライベートで日本に遊びに来たことがあると伺ったのですが、その時のエピソードなどあったら教えてください。
地下鉄に乗って迷ったことをすごく覚えています。ソウルの地下鉄が複雑だと思ってたんですが、日本の地下鉄は韓国以上でした(笑)。大人になっても迷子になるんだなーって(笑)。でも全然不安にはならなかったし、むしろ楽しかったんです。しかも不思議なことに、最終的には宿泊したホテルの近くにいたんですよ。だからエピソードというか、地下鉄の旅が楽しくて、見たものは覚えてないです(笑)。あ、友人と別れて一人で行動していた時はドラッグストア巡りをしてました。
Q.何か買いたいものがあったんですか?
頭皮に浸透するヘアトニックを…(笑)。若い時に脱色をたくさんしたので、頭皮が弱くなってたんです、でももう大丈夫です、心配いりません(笑)。
Q.では日本食はどうでしょう。
サーモンのお寿司が大好きです!(日本語で)食べたいです! あとはすき焼きが美味しいですね。お酒のお供には最高の食事だと思います。
Q.お酒はたくさん飲まれますか?
あんまり飲まないですよ。んー、7杯くらい?
Q.結構飲む方だと思いますが(笑)。
えー? おちょこサイズですよ(笑)。
Q.お酒はストレス解消に飲むという方もいらっしゃいますが、イ・チャンウクさんのストレス解消法を教えてください。
クラブに行って踊ります。なんにも考えないで、音楽に身を委ねるんです。ヒップポップで踊るのが一番多いかな。
Q.ドラマなどで演じている時は、オンとオフの切り替えはうまくできる方ですか?
演技する時はスイッチが入る感じで、カットがかかったらすぐに自分に戻れますね。でも自分の中に同化はしているような、二重人格のような感じですかね。僕自身がオンなら役はオフで、撮影の時はその逆になって……気持ち的に切り替えが大変ということはないタイプだと思います。
Q. これまでご自身が出演された作品で、印象に残っている作品は何ですか?
やっぱり「私の心は花の雨」ですね。初めての主演作品でしたし、先輩たちとの相性がとても良かった作品だと思います。演じたキャラクターにも共感できることがたくさんあって、さらに日本に来る機会をもらったのもこの作品なので。
Q.では、ファンミーティングのお話に戻ります。今回のイベントで、イ・チャンウクさんご自身が提案した企画はあったのでしょうか。
日本語で手紙を書いて読みました。ファンの皆さんに、何をしてあげたら喜んでもらえるかなとスタッフさんと考えていたら、“手紙を読んだらよいのでは”というアドバイスをいただき、それはいい提案だと思いました。手紙はまず韓国語で書いて、日本語の先生に翻訳と日本語の書き換えをお願いしました。そしたら、すごく長文になってしまった(笑)。先生が上手に短くしましょうと言ってくださって、すごく時間をかけて手紙を書きました。手紙には、僕の気持ちをすべて込めました。どうにかして自分の気持ちを伝えたかったんです。歌やダンスを披露したら、きっと楽しんでくださるとは思ったんですが、これまで応援してくださった気持ちのお返しをしたいと思って……それが伝わっていたらうれしいです。
Q. それではこれからどんな俳優になりたいか、ビジョンがあったらお聞かせください。
いろいろなキャラクターを見せられる俳優になりたいですね。良い役も悪い役もすべて。そんな風にできれば、自分も俳優としての変化を楽しめると思うんです。それこそが俳優の醍醐味というか。せっかく自分が選んで楽しんでいる職業なので、俳優を続けていくための変化を楽しみたいと思っています。
Q. では最後に、日本のファンの皆さんにメッセージをお願いします。
皆さんとお会いしてとてもドキドキしたし、驚いたし、今回の機会は本当に想像もできないことでした。プレゼントをもらったような気分でとてもありがたかったです。僕は普段、感情があまり表に出ないタイプなのですが、韓国から日本に来てからずっと気分が良くて笑顔でいたような気がします。皆さんがたくさんのエナジーをくださって、本当にありがとうございました。いただいた愛の分だけ、何倍にも返せるように最善を尽くします。「ありがとう」の一言につきます。(日本語で)愛しています。
覚えた日本語を話してくれたり、時には笑いを交えてインタビューに答えてくれたイ・チャンウク。そのおちゃめな姿は、クールに見えるドラマとは違うギャップに、日本での知名度もさらにアップしそうな予感。
ミュージカルにも出演していたというイ・チャンウクの実力はまさに折り紙付き。
彼の今後の動向に要注目だ。
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