◇ロ朝首脳会談 25日にウラジオストクで ロシア紙コメルサントは22日(現地時間)、複数の消息筋の話を引用する形で、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党委員長)が24日にロシア極東ウラジオストクを訪問し、25日にプーチン大統領と首脳会談を行うと報じた。会談はウラジオストクの極東連邦大で開かれ、金委員長は同大学内のホテルに宿泊するという。プーチン氏はその後、中国の経済圏構想「一帯一路」に関する首脳会議(25~27日)に出席するため北京に向かうが、金委員長は26日までウラジオストクに滞在すると同紙は報じた。◇中央アジア歴訪終えた文大統領 国内外で課題山積 韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は23日(現地時間)、中央アジア3カ国歴訪を終えて帰国の途に就いた。帰国後は懸案の報告を受けるとともに国政運営策を点検する。昨年4月の南北首脳会談で採択された「板門店宣言」の1周年を前にロ朝首脳会談が行われるなど朝鮮半島の安全保障情勢が緊迫する中、文大統領は米朝交渉をけん引するため南北首脳会談開催に向け注力する見通しだ。また、経済・国民生活の問題解決に向けた与野党・政府の協議や、青瓦台(大統領府)報道官をはじめとする側近の人選など国内外で懸案が山積しており、文大統領にはさらに大きな重圧がかかるとみられる。◇北朝鮮対外経済相が訪中 「一帯一路」首脳会議に出席へ 北朝鮮の金英才(
キム・ヨンジェ)対外経済相をはじめとする代表団が23日、中国・北京に到着した。25日から北京で開かれる「一帯一路」に関する首脳会議に出席する見通しだ。北朝鮮は2017年5月に開かれた同会議にも対外経済相が率いる代表団を派遣している。今回の会議日程は金正恩国務委員長のロシア訪問と重なるが、北朝鮮は一昨年と同様に対外経済相を出席させることで中国への誠意を示したものとみられる。◇アシアナ航空 上半期中に売却手続き開始へ 韓国政府は売却が決まったアシアナ航空の経営正常化推進策を発表し、債権団に対して最大1兆6000億ウォン(約1570億円)を支援するとともに、今年中に売却契約を締結するとの目標を提示した。債権団は直ちに調査に着手し、6月中に入札公告を行うと予想される。買収の意向を示す企業は現れていないが、ハンファやCJ、SKなどが候補に挙げられている。◇全斗煥政権 米側と金大中氏夫人の面談阻む 韓国の全斗煥(チョン・ドゥファン)政権時の外務部(現・外交部)関係者が、後に大統領となる金大中(キム・デジュン)氏の夫人の李姫鎬(イ・ヒホ)氏に対する生活費伝達と面談を巡り在韓米国大使館側と舌戦を繰り広げていたことが、外交文書から明らかになった。文書を入手した与党「共に民主党」の金炳基(キム・ビョンギ)国会議員は、「全斗煥政権は李姫鎬氏に対する米政府の人道的な手助けさえも意図的に遮った。5・18民主化運動、『金大中内乱陰謀事件』など国内の政治状況が外国に伝わる可能性を徹底して統制していたようだ」と話している。
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