【ソウル聯合ニュース】韓国の人気グループBIGBANG(ビッグバン)らが所属する大手芸能事務所、YGエンターテインメントの梁鉉錫(
ヤン・ヒョンソク)代表プロデューサーが14日、同社のホームページで「本日付でYGの全ての職責と業務から退く」と発表した。 梁氏は「口にすることも恥ずかしく、恥辱的な言葉が無分別に事実であるかのように話されている今の状況に対し、忍耐心を持って耐えてきた。だが、これ以上は(耐えることが)難しい」と表明。「今後、(当局の)調査過程を通じて全ての真実が必ず明らかになると信じる」と心境を吐露した。 梁氏の弟で同社の代表取締役を務める梁民錫(ヤン・ミンソク)氏もこの日午後6時ごろ、社員に電子メールを送信し、代表取締役を辞任する意向を伝えた。 梁鉉錫氏は同社所属の男性グループiKON(アイコン)からの脱退を表明したB.I(ビーアイ、本名キム・ハンビン)さんの薬物に関連した疑惑を隠蔽(いんぺい)しようとした疑いが持たれている。 京畿南部地方警察庁はこの日、記者団に対し、B.Iさんに関する疑いだけでなく、YGエンタによる圧力や同社と警察との癒着などがなかったか、厳正に捜査すると明らかにした。必要に応じて梁鉉錫氏が捜査を受ける可能性もあるとみられる。 1996年に梁鉉錫氏が立ち上げたYGは韓国の三大芸能事務所として成長した。だがBIGBANGのG―DRAGON(ジードラゴン)さん、T.O.P(トップ)さんなどが薬物使用で批判されたほか、元メンバーの
イ・スンヒョン(引退前の芸名V.I)さんは売春あっせん疑惑が持たれるなど騒動が相次いだ。梁氏自身も外国人投資家らに性的接待を行ったとの疑惑が持ち上がっている。 金融監督院の電子公示システムによると、3月31日時点での同社の筆頭株主は梁鉉錫氏で、16.12%に当たる315万1188株を保有。弟の民錫氏は3.31%の64万7910株を保有している。
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