◇文大統領「行動で敵対関係終息と平和時代の始まり宣言」 米朝会談を評価 韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は2日の閣議で、南北軍事境界線がある板門店で6月30日に開かれた米朝首脳会談に関し、「南北に続き朝米(米朝)間でも、文書上の署名はないものの事実上の行動で敵対関係の終息と新たな平和時代の本格的な始まりを宣言したといえる」と述べた。文大統領は今回の米朝首脳会談を米朝間の敵対関係を終息させるための出発点、そして非核化を後押しするための政治的な意味での「朝鮮戦争終戦宣言」に準じるものと評価しているようだ。◇トランプ氏「正恩氏は元気そうに見えた」 再会に期待示す トランプ米大統領は1日(米東部時間)、板門店で開かれた米朝首脳会談についてツイッターに投稿し、北朝鮮の金正恩(
キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党委員長)と「近くまた会えるよう願う」と再会に意欲を示した。今月中旬から本格的な再開が予想される米朝間の実務協議で非核化に向けた解決策を準備できるとの見通しを示しながら、「急ぐことはない」との姿勢を見せた。また「今週末に金委員長と一緒に過ごせて本当に良かった。われわれは素晴らしい対面をした。彼はとても元気そうに見えた」と明らかにした。◇日本に対抗措置の撤回要求 徴用問題で両国企業拠出案の検討促す=外交部 外交部の金仁チョル(キム・インチョル)報道官は定例会見で、韓国大法院(最高裁)が日本企業に賠償を命じた強制徴用訴訟問題への事実上の対抗措置として、日本が対韓輸出規制に踏み切ったことについて、「われわれの経済に及ぼす影響などを綿密に分析する一方、当該分野の企業と協力しならが対応策を講じていく」と述べた。また、「日本政府の措置は両国関係に否定的な影響を与えかねないことから深刻な憂慮を表明し、遺憾に思う」として、「措置を撤回するよう求める」と促した。◇元JYJユチョン被告に執行猶予付き有罪判決 覚せい剤使用 覚せい剤を使用したとして麻薬類管理に関する法律違反の罪に問われた韓国の人気グループJYJの元メンバー、パク・ユチョン被告(33)の判決公判が水原地裁であり、同地裁は懲役10カ月、執行猶予2年、追徴金140万ウォン(約13万円)の有罪判決を言い渡した。また、保護観察および治療命令を下した。検察は懲役1年6カ月、追徴金140万ウォンを求刑していた。裁判官は、薬物犯罪は厳しく処罰する必要があるとする一方、拘束されて反省の機会を持ったことなどを考慮すると、更生の機会を与えることが刑罰の目的にかなうと判示した。◇採用活動で職務に無関係な質問禁止 改正法施行へ 雇用労働部は、企業が採用過程で求職者に職務と無関係な情報を要求した場合に最大500万ウォンの過料を科す内容の「採用手続きの公正化に関する法律」施行令一部改正案が閣議を通過し、17日から施行されると発表した。これにより、求人者が求職者に職務遂行と関係のない容貌・身長・体重、出身地域、婚姻歴、財産、両親や兄弟姉妹の学歴・職業・財産に関する個人情報を要求してはならないという規定に違反した場合、1回目は300万ウォン、3回目以降は500万ウォンの過料が科される。
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