【ソウル聯合ニュース】韓国の人気グループJYJの元メンバー、パク・ユチョン氏(33)から性的暴行を受けたとして告訴した4人のうち2人目の女性とパク氏との間の損害賠償訴訟で、裁判所が示した調停案に対しパク氏が定められた期間内に異議申し立てを行わず、賠償額が確定したことが、17日分かった。 法曹関係者によると、この女性がパク氏を相手取って起こした損害賠償訴訟で裁判所が下した強制調停決定が11日に確定した。 これに先立ち、ソウル法院(裁判所)調停センターは7月15日に開いた調停で強制調停の決定を下し、先月27日に調停案がパク氏に送達された。 裁判所は、調停確定日から1カ月以内にパク氏が女性に一定額を賠償するとの結論を下した。女性が当初請求した賠償額1億ウォン(約910万円)には多少及ばない金額だという。 パク氏は調停案を受け取ってから2週間以内に異議申し立てをせず、調停案はそのまま確定した。ただ、パク氏が女性に賠償額を支払うかは明らかになっていない。 女性はパク氏が裁判所の決定にもかかわらず賠償を行わない場合、パク氏の不動産などの財産に対する強制執行手続きを取る計画だ。 調停案は判決文と同等の効力があり、相手側が調停内容を履行しなかった場合は強制執行を行うことができる。 女性はパク氏から性的暴行を受けたと虚偽告訴した罪で起訴されたが、大法院(最高裁)で無罪判決が確定した。裁判所は女性がパク氏を告訴したことに妥当性があると判断した。 これを受け、女性は昨年12月にソウル中央地裁にパク氏を相手取って1億ウォンの損害賠償請求訴訟を起こした。 パク氏はこれとは別に、覚せい剤を使用したとして麻薬類管理に関する法律違反の罪に問われ、7月に執行猶予付き有罪判決を受けた。
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