◇チリのAPEC断念に「状況見極めたい」 文大統領の歴訪中止か 韓国の青瓦台(大統領府)はチリが来月に予定していたアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議の開催を断念すると発表したことについて、「今後の状況を見極めたい」との立場を示した。青瓦台は文在寅(ムン・ジェイン)大統領が来月13~19日、チリとメキシコを訪問すると発表していた。文大統領のチリ訪問は中止になる見通しだ。ただ、13~14日に予定しているメキシコ公式訪問は取り消しが困難で、中南米歴訪日程をどう調整するか注目される。APEC首脳会議にはトランプ米大統領や中国の習近平国家主席、安倍晋三首相らが出席する予定だった。チリでは地下鉄運賃の値上げに端を発した大規模なデモが続き、治安が不安定となっている。◇昼から寒さやわらぐ 黄砂で首都圏のPM濃度上昇 31日は全国的に晴れて朝晩と日中の気温差が大きくなる。最高気温は19~24度の予想。粒子状物質(PM)の濃度は首都圏・忠清道で「悪い」(高い)、その他の地域では「普通」から午後に「悪い」レベルに上昇するところがありそうだ。国立環境科学院は「27日にモンゴル南部で発生し、中国東部に移動した黄砂が流入して午後にはほとんどの地域で粒子状物質の濃度が上昇する」とした上で「夜には国外から微小粒子状物質(PM2.5)が流入し、中・西部地域を中心に濃度が高くなるとみられる」と説明した。◇駐米大使 米軍駐留経費分担交渉「項目別に協議する段階ではない」 李秀赫(
イ・スヒョク)駐米韓国大使は30日(米東部時間)、2020年以降の在韓米軍の駐留経費負担(思いやり予算)の規模を決める韓米間の交渉で米国が要求した内容について、項目ごとに細分化した金額が提示されたわけではないと明らかにした。李氏は米ワシントンで行われた特派員懇談会で「項目別に協議を行う段階には入っていない」と述べる一方、まだ十分な報告を受けていないとして慎重な姿勢を示した。◇韓国のハイテク製品輸出が世界5位 品目・輸出先に偏り 韓国貿易協会の国際貿易研究院が発表した報告書によると、昨年の韓国のハイテク製品輸出額は総輸出額の33.8%を占める2047億ドル(約22兆円)と集計された。世界シェアは5.7%で、中国(20.9%)、米国(11.5%)、香港(9.3%)、ドイツ(6.8%)に次いで5番目に多かった。品目別では半導体の割合が56.6%、輸出先は中国・香港が56.8%と半分以上を占めた。ハイテク製品は研究開発(R&D)費用の割合が8%以上の製品で、電子通信機器、航空宇宙製品、医薬品、化粧品、電子機器などが該当する。
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