『秋の童話』『冬のソナタ』『夏の香り』に続く、ユン・ソクホ監督の“四季シリーズ”完結編といわれるドラマ『春のワルツ』。NHK地上波での放送も始まった同ドラマで、主人公ユン・ジェハを演じる俳優ソ・ドヨンが来日した。

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実際に見るソ・ドヨンは、元ファッションモデルというだけあって、すらりとした長身と小さな顔に、はっきりとした目鼻立ちの、彫刻のような美青年。今回は、韓国観光公社に招聘されて来日に至ったもの。5月16日と17日には、東京国際フォーラムで開催される<ユン・ソクホ ドラマコンサート 冬のソナタ~春のワルツまで>への出演も決まっている。

-来日は何回目ですか?
ソ・ドヨン「5回目です。東京のほか、大阪、北海道の札幌へもファンミーティングで行きました。」

-日本のファンと韓国のファンの違いは…
ソ・ドヨン「特に違いはないと思います。僕を愛して応援してくださる気持ちは同じで、その表現方法が少し違うだけではないでしょうか。」

-もともとはモデルとして活躍されていたそうですが、芸能界デビューのきっかけは?
ソ・ドヨン「オーディションです。それでデザイナーの方に認められて、モデルとして活動するようになりました。『春のワルツ』は、ユン・ソクホ監督からお声をかけていただき、オーディションを受けて、キャスティングされました。」

-『春のワルツ』は、巨匠ユン・ソクホ監督の四季シリーズ完結編ということですが、キャスティングされた時、プレッシャーは?
ソ・ドヨン「まだ新人であるにも関わらず、大役を下さったことに感謝しました。『春のワルツ』以前にも、『海神』など、ドラマ出演の経験はあったのですが、主人公としてドラマを作り上げて行かなければならないので、プレッシャーが大きかったですね。」

-ドラマに主演するにあたって、どのような役作りを?難しかったことは?
ソ・ドヨン「演じるにあたって大変だったのは、ユン・ジェハの全体像をつかみとることですね。自分ではなく他人の人生を生きるわけですから、彼の感情を理解し、表現することが難しかったように思います。」

-『春のワルツ』はオーストリアでロケが行われていますが、一番印象に残ったことは?
ソ・ドヨン「ザルツブルグのハシュタット湖です。景色が非常に美しいといわれる場所なんですが、僕らが行った時は霧が立ち込めていて、撮影もできないほどだったんですね。
そのシーンで、フィリップ(ダニエル・ヘニー)のセリフの中に、“霧が晴れてすべてがはっきりした”という言葉があるんですが、そのセリフを口にしたとたん、本当に霧が晴れて…そうしたら、湖と山が現れて、本当に美しくて、とても感動的でした。」

-『春のワルツ』は地上波放送が始まったばかりなので、まだ見ていない方のために、見どころを教えてください。
ソ・ドヨン「僕が一番気に入っているのは第14話の青山島(チョンサンド)で、ジェハが自分が誰を愛しているのかに気づき、感情をたかぶらせるシーンです。韓国放映時、とても評判の良かったシーンですし、ぜひご覧いただきたいです。」

-ピアニストの役ですが、もともとピアノはやっていらしたのでしょうか。
ソ・ドヨン「いいえ、まったくできませんでした。そのために、ドラマ撮影中は苦労しました。やはり弾けるようになった方がいいのではないかと思い、撮影終了後、少しずつレッスンを始めたんです。」

-国際フォーラムのドラマコンサートでは、そのピアノ演奏を披露されるそうですが、自信のほどは?また、どんな準備を?
ソ・ドヨン「『春のワルツ』の第10話で、ハン・ヒョジュさんと2人でピアノを弾くシーンがあるんですね。コンサートでは、ピアニストのイ・ジスさんと一緒に、そのシーンを再現する予定です。まだまだ未熟だとは思いますが、できる限り皆さんに楽しんでいただけるよう、がんばります。」

-コンサートでも『春のワルツ』の主題歌『Flower』を歌われるそうですが、歌手として活動するお考えは?
ソ・ドヨン「歌手として活動する予定は、具体的にはありません。主人公ユン・ジェハの感情を、歌でも表現できるのではと思い、主題歌を歌うことになったんです。僕にとっては新たな挑戦でしたが、自分なりに上手く表現できるのではと思い、トライしてみました。」

-ドラマコンサートは、ユン・ソクホ監督のプロデュースによる一大イベントになると思いますが、意気込みは…
ソ・ドヨン「やはり、今まで聞いてもらう機会のなかったピアノの演奏を、皆さんに披露できることですね。ぜひ期待してほしいです。」

-プロフィールを拝見しますと、先週、お誕生日を迎えられたようですが、どんなお祝いを?
ソ・ドヨン「母と一緒にデパートに行って、服をプレゼントしました。誕生日にはいつも母からプレゼントをもらっていたのですが、僕を生んでくれたことへの感謝の気持ちを伝えたくて、何かしてあげたいと思っていたんです。今回、それを叶えることができました。」

-デビュー前、兵役についていた時、教官を務めていたということですが、具体的にどのような指導を?
ソ・ドヨン「新人を、民間人から軍人に教育する仕事です。先生みたいなものですね。13のカリキュラムを通じて、軍人としての心構えを教えていました。」

-入隊を回避しようとする芸能人もいると聞きましたが、それをどう思われますか。
ソ・ドヨン「行くべきでしょう(笑) 韓国人として守るべき義務であり権利ですから。」

-最後に、日本のファンにメッセージをお願いします。
ソ・ドヨン「『春のワルツ』が地上波放送されることになり、さらに多くの方に見ていただけることになって、嬉しく思います。これまでと変わらず、多くの愛と関心をお願いします。『春のワルツ』は、ユン・ソクホ監督の“四季シリーズ完結編”といわれますが、愛の物語の終わりというわけではなく、違う愛の物語の始まりとして、ご覧いただければと思います。」


2007.04.17 都内にて


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