【ソウル聯合ニュース】兵役逃れ疑惑により韓国入国が禁止されている歌手の
ユ・スンジュンさん(42)が在ロサンゼルス韓国総領事館に査証発給拒否処分取り消しを求めた訴訟の差し戻し審で、ソウル高裁は15日、ユさんの訴えを認め処分を取り消した。 韓国で1997年にデビュー後、トップスターとして活動していたユさんは2002年1月、韓国国籍を放棄し米市民権を取得した。当時、ユさんは3カ月後に兵役に就く予定だったため兵役逃れ疑惑が持ち上がり、非難の声が高まった。 これを受け韓国法務部はユさんが出入国管理法に定められている「大韓民国の利益や公共の安全を害する行動を取る恐れがあると認める相当な理由がある者」に該当するとして、入国を禁止した。 その後、中国などで活動を続けてきたユさんは2015年、韓国内での営利活動が可能な在外同胞ビザ(F―4)をロサンゼルスの韓国総領事館に申請したが却下され、訴訟を起こした。 16年の一審、17年の二審ともに敗訴したが、今年7月、大法院(最高裁)は領事館がビザ発給を拒否したのは違法だとして、ソウル高裁に審理を差し戻した。大法院は「領事館が全く裁量権を行使せず、過去に入国禁止決定があったという理由だけでビザ発給を拒否したことは正しくない」と判断した。
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