【ソウル聯合ニュース】韓国が9~10月に日本から輸入したビールはわずか4万4000ドル(約482万円)相当にとどまったことが分かった。日本の財務省は28日、10月の韓国向けビールの輸出額を
ゼロと発表したが、韓国側の調べでは輸入実績があった。ただ、前年同月比で99%を超える減少率となり、日本の対韓輸出規制強化を受けて韓国で広がった日本製品不買運動の威力を見せつけた。 韓国貿易協会などは29日までに、10月の日本からのビール輸入額を3万8000ドルと集計した。前年同月に比べ99.5%落ち込んだ。 それでも99.9%減の6000ドルだった9月に比べると増えた。同月に韓国から日本向けに23万3000ドルのビールが輸出されており、韓国は対日黒字を記録している。 日本政府が韓国に対し半導体・ディスプレー材料3品目の輸出規制を強化した7月以降でみると、4カ月間の日本からのビール輸入額は460万9000ドルで、前年同期比84.0%急減した。通年ベースの輸入額は年々増え、2018年は7830万ドルと過去最高を記録したが、今年は14年ぶりのマイナスが確実視される。 不買運動は日本の清酒も直撃した。10月の輸入額は前年同月比73.6%減の48万7000ドル、7~10月は前年同期比59.0%減の227万ドルだった。通年でも4年ぶりに減少する見通しだ。
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