米中韓朝の関係の中、文大統領は“仲裁役”を果たせるか(提供:news1)
米中韓朝の関係の中、文大統領は“仲裁役”を果たせるか(提供:news1)
北朝鮮が自ら定めた非核化協議の“年末期限”を前に“クリスマスプレゼント”を言及する中、今月23日に中国北京で行なわれる習近平中国国家主席と文在寅(ムン・ジェイン)韓国大統領の首脳会談を通して発信される対北朝鮮メッセージに関心が集まっている。

韓国青瓦台(韓国大統領府)の報道官は今日(19日)の会見で、文大統領は23日午前に中国北京で習首席と中韓首脳会談をもち、その日の午後に中国の成都で李克強中国首相とも会談をもつと公式発表した。

特に今回の中韓首脳会談は、米朝間の緊張が高まっている中、北朝鮮が言及した“クリスマスプレゼント”が注目されている状況で開催されるという点で、その意味するところが大きい。

青瓦台の関係者は記者たちに「特に我が政府の朝鮮半島平和プロセスについて中国側と協議するのではないかと予想される」と明かした。文大統領の米朝非核化協議の仲裁役が試されるということである。

去る3日に北朝鮮外務省の米国担当者の談話で「我々が米国に提示した“年末期限”が近づいている」、「クリスマスプレゼントに何を選ぶかは、全面的に米国の決心にかかっている」と語った。

これに対してドナルド・トランプ米国大統領がツイッターで、軍事力を行使することは望まないというメッセージを送った。

このような状況で習首席と文大統領の会談は、北朝鮮の動きに変化を与える可能性がある。
すなわち中韓首脳会談で交わされた内容は、北朝鮮に向けた中国と韓国、そして米国のメッセージになると予想される。北朝鮮が米韓とは駆け引きをしているが、中国のメッセージには敏感に受け取るしかないという理由からである。
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