韓国の「国民的打者」、イ・スンヨプ(44)が野球の本場、メジャーリーグのチームでコーチ研修を受ける予定だ(提供:news1)
韓国の「国民的打者」、イ・スンヨプ(44)が野球の本場、メジャーリーグのチームでコーチ研修を受ける予定だ(提供:news1)
韓国の「国民的打者」、イ・スンヨプ(44)が野球の本場、メジャーリーグのチームでコーチ研修を受ける。

イ・スンヨプ の最新ニュースまとめ

 メジャーリーグの事情に詳しい関係者は27日、「イ・スンヨプがメジャーリーグでの研修のため、今日アメリカ行きの飛行機に搭乗した」と語った。今回のコーチ研修は、引退後最初の指導者研修となる点で大きな意味をもつ。

 イ・スンヨプは、1995年にサムスン・ライオンズのユニフォームを着てプロデビュー、2017年に引退するまで数多くの成績を残した韓国プロ野球のスター的存在だ。 2004年から2011年までの8年間は、日本プロ野球で活躍したにもかかわらず、KBOリーグ通算最多本塁打(467本)の記録を保有している。

 2017年を最後に引退した後は、韓国野球委員会(KBO)広報委員、SBSスポーツ解説委員、自分の名前を掲げて設立したイ・スンヨプ野球奨学財団の理事長などを務めていた。指導者の研修を受けるのは今回が初めてだ。

 今回研修を受けることになった球団は、サンディエゴ・パドレスだ。サンディエゴには「コリアン特急」ことパク・チャンホ(47)が顧問として在籍している。パク・チャンホがイ・スンヨプの研修を準備したことが明らかになった。サンディエゴのスプリング・キャンプが開催されるアメリカのアリゾナに合流する。

 今回の研修は約3週間という短期間の予定であるが、メジャーリーグの生の現場を体験できるという点で、貴重な時間になることが期待される。スプリング・キャンプを終え、3月末に帰国する予定だ。

 ソン・ドンヨル(57)元韓国代表監督は、国内に拡散した新型コロナウイルスの影響でニューヨーク・ヤンキースの研修計画を来年に延期した。一方、イ・スンヨプの場合、随分前から計画されていた研修であったことに加え、期間も短期間であるため、予定通り実施することになった。

 なお、イ・スンヨプ奨学財団によると、イ・スンヨプは出国前に、新型コロナウイルスの予防と防疫、緊急支援などの危機克服のため、5000万ウォン(約450万円)を大邱の社会福祉共同募金会に寄付したと伝えた。
Copyrights(C) News1 wowkorea.jp 0