新型コロナの治療剤の開発研究をしている韓国パスツール研究所(提供:news1)
新型コロナの治療剤の開発研究をしている韓国パスツール研究所(提供:news1)
新型コロナウイルス感染症の治療剤とワクチン開発において何よりも優先されなければならないのは“安全”だと韓国の専門家たちは口をそろえた。

きのう(17日)大韓民国医学翰林院と韓国科学技術団体総連合会長、韓国科学技術翰林院がオンラインで共同開催した「新型コロナ治療剤・ワクチンどこまできたか」というフォーラムに参席した専門家たちは、開発速度も重要だがそのために治療剤やワクチンがあわてて作られ副作用を起こすことになれば、より大きな問題になり得ると警告した。

韓国の国立中央医療院の感染病研究センター長は「ワクチン開発をあまりにも急ぎすぎてはいけない」とし「新型コロナウイルス感染症は80%が軽微な患者で残りの患者たちも軽い肺炎として既存の薬で充分治療できる」と語った。つづけて「動物実験を何回もして(効能を)検証しなければならない」とし「他の付随した副作用が誘発される可能性がある」と語った。

大韓ワクチン学会の教授は「新型コロナの発病および流行の期間がまだそれほど経っていない中、感染によって生成される免疫反応維持などの関連資料が充分ではない」とし「色々な研究が同時に進められなければならない。副作用がひどければそのワクチンは使うことができない」と語った。

他の専門家たちも研究の継続により安全性の確保の重要性を語っていた。

韓国の経済誌の医学専門記者は、韓国政府が余裕をもたなければならないと指摘し「産・学・研・病の間で協力して各種の規制緩和をし(治療剤とワクチン)を迅速に作ることもいいが、最も需要なのは国民の生命と直結しているというものなので何よりもまず安全性が確保されなければならない」と指摘した。

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