【ソウル聯合ニュース】韓国の半導体大手SKハイニックスが23日発表した1~3月期の連結決算によると、本業のもうけを示す営業利益は8003億ウォン(約698億円)で前年同期に比べ41.1%減少した。だが、前期比では239.1%増加し、市場の予想も大きく上回った。 1~3月期の売上高は7兆1989億ウォンで、前年同期比6.3%、前期比3.9%、それぞれ増加した。 新型コロナウイルス感染拡大に伴う急激な環境変化の中でも、予想外に良好な業績となった。SKハイニックスによると、サーバー向けの半導体メモリーの販売が伸びた。歩留まり向上とコスト削減も後押ししたという。 半導体メモリー市場の先行きについては、過去に類を見ないほど不透明感が増していると指摘した。世界のスマートフォン販売の減少が予想される一方で、非対面やIT需要の増加により中長期的にサーバー用メモリーの成長が見込まれる。ただ、新型コロナウイルス感染拡大が続けば需要の変動性が高まるほか、生産活動が滞る可能性もあると説明した。 同社は国内外に半導体工場を持つ。各国・地域の当局が出す新型コロナウイルス対策と勧告に従いながら、全工場を正常に運営しているという。
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