◇韓国の新型コロナ感染者 8人増え計1万801人=市中感染は
ゼロ 肺炎を引き起こす新型コロナウイルスを巡り、韓国の中央防疫対策本部は4日、この日午前0時現在の韓国での感染者数は前日午前0時の時点から8人増え、計1万801人になったと発表した。新規感染者8人はいずれも海外からのウイルス流入に絡む感染で、市中感染はゼロだった。◇全国民への緊急支援金 優先支援世帯への支給開始 韓国政府が新型コロナウイルス対策として実施する全世帯への緊急災難(災害)支援金支給を4日から開始した。同日は生計給与、基礎年金、障害者年金受給世帯など支援が急がれると判断される優先対象280万世帯から先に支援金が支給される。◇高3は13日・その他の学年は20日から順次登校開始 兪銀恵(ユ・ウンヘ)社会副首相兼教育部長官は記者会見を開いて新型コロナウイルス感染拡大の影響で新学期の登校が先送りされている小中高校生の登校開始時期を発表した。大学入試の準備が急がれる高3は13日から、高2、中3、小学校1~2年生は20日から、高1、中2と小学校3~4年生は27日から登校。中1と小学校5~6年生は6月1日から登校する。◇正恩氏の健康悪化説主張 元北朝鮮公使が謝罪「責任痛感」 元北朝鮮駐英公使で2016年に韓国に亡命した太永浩(テ・ヨンホ、住民登録上の名前は太救民)氏が4日、北朝鮮の金正恩(
キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党委員長)について健康悪化説を主張した自身の発言を謝罪した。太氏はこの日発表した声明で「理由のいかんを問わず、国民の皆さんにおわび申し上げる」とし、「2日間多くの叱責を受け、私の一言が及ぼす影響を痛切に実感した」と釈明した。金委員長が健在だと確認された直後の2日、太氏は自らが主張していた健康悪化説について釈明したが、批判が収まらないことを受けて公式謝罪した。◇4月消費者物価0.1%上昇 半年ぶり低水準 韓国の統計庁が4日発表した消費者物価動向によると、4月の消費者物価指数は前年同月比0.1%上昇した。昨年10月(0.0%)以来の低水準。新型コロナウイルス感染拡大防止のために実施されている「社会的な距離」を保つ措置による外食サービスの需要減少、石油類価格の大幅下落、高校無償教育実施による公共サービス物価の下落が影響を与えた。◇環境部「動物に触れないで」 子どもの日前に注意呼び掛け 韓国環境部の洪禎基(ホン・ジョンギ)次官は5日の「子どもの日」を控え、京畿道果川市のソウル大公園内にある動物園を訪れ、新型コロナウイルスの感染予防に向け、来園者が互いに一定の距離を置くことができるようにしてほしいと要請した。国内の公営動物園は、政府が2月に感染症の危機警報を最高レベルの「深刻」に引き上げてから一部の野外施設を除き休園に入ったが、最近、段階的に運営再開の準備に取り掛かった。これを受け同部は動物園の防疫指針広報資料を作成して先月24日に全国の動物園に配布し、来園者のための「生活防疫指針」も設けた。同指針によると、来園者はほかの来園者との接触を減らすため、できるだけオンラインで入場券を購入し、入場後は人との距離を2メートル以上維持する。動物にも触れないようにし、やむを得ず触れた場合はすぐに手を消毒しなければならない。
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