世界保健機構(WHO)は、中国湖北省武漢にある水産物市場が新型コロナウイルス感染症の発病に一定の役割を果たしたとみられると伝えた。

8日ロイター通信によると、食品安全および動物ウイルスのWHO専門家は記者会見で「該当市場が今回の事態に影響を与えたことははっきりしている」とし「しかし発源地なのか拡散増幅地なのか、あるいはただいくらかの感染者が発生したという偶然の一致なのかはまだわかっていない」と語った。

また「ウイルスをこの市場にもってきたのが生きた動物なのか感染した商人なのか、あるいは購買者なのかもはっきりしていない」と付け加えた。

この専門家は、科学者たちがMARS(中東呼吸器症候群)もラクダがウイルスの根源だという事実を確認するのに1年もかかったとして「まだ遅いわけではない」と語った。

つづけて「重要なことはウイルスが人間の人体に適応する前のバージョンを我々が手に入れることだ」とし「それによって我々はウイルスがどのように人間の人体に適応しどのように進化してきたのかを理解できるためだ」と説明した。

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