救急車の進路を塞いだタクシー運転手が救急車の運転手を告訴したが…韓国警察「嫌疑はない」(提供:news1)
救急車の進路を塞いだタクシー運転手が救急車の運転手を告訴したが…韓国警察「嫌疑はない」(提供:news1)
タクシー運転手が救急車の進路を塞いで搬送中だった患者が死亡した事件で、韓国警察は救急車の運転手に「嫌疑はない」と判断した。

ソウル市カンドン(江東)警察署は11日、7月29日にタクシー運転手の崔某氏(31、拘束送致)が暴行の疑いで告訴した救急車の運転手A氏を不起訴として検察に送致したと発表した。

警察などによると、タクシー運転手の崔氏は6月8日午後、ソウル市江東区コドク(高徳)駅近くで私設救急車と接触事故を起こすと、「事故を収拾しろ」と救急車の運行を妨害した。

当時、A氏は「救急患者を乗せているので道を開けてほしい」と言ったが、崔氏は拒否し、もめごとが続いた。事故後、崔氏は「自分を押しのけた」などの理由でA氏を告訴したという。

この事件で、救急患者の移送は10分ほど遅れ、患者は119番を通じて病院の救急室に運ばれたが、5時間後に死亡した。

死亡した患者の息子が、大統領府の国民請願を通じて無念さを訴えた当時は、単なる接触事故とされたが、その後警察は、崔氏が意図的に事故を起こしたと判断し、拘束令状を申請した。

特殊暴行(故意事故)及び業務妨害の疑いが適用された崔氏は、先月24日に拘束され、30日に起訴意見でソウル東部地検に送致された。患者の遺族が崔氏に殺人・過失致死など9件の疑いがあるとして告訴したこの事件は、江東署で継続して捜査を進めている。

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