民主党はこの日、ソウル市ヨイド(汝矣島)の党本部で、党代表および最高委員候補者のホナム(湖南)圏・チュンチョン(忠清)圏合同演説会を開催する。当初、民主党は今月8~9日にクァンジュ(光州)・チョルラナムド(全羅南道)とチョルラプクド(全羅北道)で合同演説会を行う予定だったが、同地域に大雨による被害が発生したため、党大会の日程を中断し、水害復旧に注力した。
各地域で水害復旧が続き、コロナウイルスの感染が拡がると、民主党は合同演説会を非対面方式で進めることにした。
しかし、合同演説会まで非対面方式に変わると、大統領候補が存在感を示す機会もさらに減った。有力候補の李洛淵候補を追うキム・ブギョム(金富謙)、パク・ジュミン(朴柱民)両候補の立場では焦らざるを得ない。
ただ、民主党の政党支持率が3年10か月ぶりに統合党に追い越されるなど党内の危機感が高まり、党代表の選挙状況にも影響があるという分析と大きな変化はないという見方が交錯する。
次期の党代表が来年4月のソウル、プサン(釜山)市長再補欠選挙はもちろん、大統領選挙まで準備しなければならない点で、大統領選挙を目標とする李候補の7か月間のリーダーシップは適切でないかもしれないという党内世論が形成されるからだ。
また、李候補が7か月間守ってきた次期大統領選候補1位の座を李知事に渡したことで、党内の立場にも一部打撃があり得るという見方も出ている。
これに先立ち、世論調査専門会社の韓国ギャラップが11~13日、全国満18歳以上の1001人を対象に実施した次期大統領の選好度調査結果によると、李知事が19%の支持率を得て1位になった。
しかし、このような変数にもかかわらず、民主党内では‘李洛淵大勢論’が優勢だ。大統領選支持率は乱高下したが、党大会序盤から形成された‘どのみち、代表は李洛淵’の雰囲気は続くという点に変化はない。
李候補も世論調査の結果について「国民が感じるもどかしさが私にも当てはまるという合図と受け取れる」とし「全党大会後に見れば、私が何を準備したのか分かるようになる」と自信を示した。
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