K-1を運営するFEGが米国の格闘技市場に進出するため企画したこの大会で、チェ選手は米プロレス界のスター選手だったブロック・レスナーと対戦する予定だった。しかし、メディカルチェックの結果、頭部に腫瘍(しゅよう)が発見されたため、大会決定権を握るカリフォルニア州アスレチックコミッション(CSAC)がチェ選手の出場を拒否した。FEGはチェ選手に代わり、柔道出身のキム・ミンス選手を出場させることを決定した。
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腫瘍のため命も危ないといった憶測の報道に心痛したような表情のチェ選手は会見で、「CSACの判定は理解できない。少しでも自分で異常を感じていれば出場しないが、問題は何の異常もないという事実であり、プライドを守るためにも出場したい」と語り、最後まで結果を待つつもりだと強調した。
会見に同席したFEGコリアのチョン・ヨンス代表によると、先月21日にCSACが指定した病院で全出場選手がメディカルチェックを受けたところ、MRI(磁気共鳴画像)検査で腫瘍と血痕が発見されたため、競技には不適合との判断を受けたという。しかし、チェ選手本人は腫瘍の存在は以前から知っており、血痕については驚きはしたものの、これが問題になるという判断はまったくなかった。最初の診療結果を持って別の病院に判定を依頼したところ、問題はないという診断を受けているほか、別病院で4回にわたる検査を行ったが、競技に支障があるという意見は出ていない、チェ選手本人からもCSACに再審を要請しているが、受け入れられずにいる状態だという。チョン代表は、「CSACの決定には納得がいかない。最後まであきらめずに最善を尽くす」と強調した。
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