【ソウル聯合ニュース】韓国記者協会主催の「世界記者大会」が14日開幕した。16日まで。 今年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で国内の参加者は韓国プレスセンター(ソウル市中区)に集まるものの、外国の参加者はオンラインで参加する。 53カ国・地域から85人のジャーナリストが参加し、「フェイクニュース」に関する各国の事例と対応策、新型コロナウイルスの各国の状況、朝鮮半島平和戦略をテーマに討論を行う。 丁世均(チョン・セギュン)首相は大会に寄せた映像メッセージで「今、世界は以前になかった感染症の流行と経済不況の沼にはまり、毒キノコのように広がっているフェイクニュースと闘っている」と話した。 また新型コロナに関するフェイクニュースにより、世界で約800人が死亡したとする米国の報道に触れた上で、「新型コロナのフェイクニュースは国民の安全を脅かす深刻な社会問題であるだけにインフォデミック(うわさやデマを含んだ大量の情報が氾濫し社会に影響を及ぼす現象)防止のために『フェイクニュース防疫』にも力を注いでいる」と説明した。 韓国記者協会のキム・ドンフン会長は開会のあいさつで「国や性別、肌の色、理念が違っても真実を知らせ自由と平和のために努力するジャーナリストという共通点がある」とし、ジャーナリストとしての使命を果たすために、意見や助言が交わされることを期待すると話した。 この日は中央大の李ミン奎(
イ・ミンギュ)教授が「フェイクニュースとメディアの未来」、朝鮮日報のチェ・ウソク記者が「フェイクニュースに関する国内事例および対応」をテーマに発表した。
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