19年の開幕式の様子=(聯合ニュース)
19年の開幕式の様子=(聯合ニュース)
【坡州聯合ニュース】北朝鮮との軍事境界線に近い韓国北部・京畿道の坡州市で17日、「第12回DMZ(非武装地帯)国際ドキュメンタリー映画祭」が開幕した。24日まで。 33カ国・地域から出品された122作品が坡州市に隣接する京畿道高陽市のシネマコンプレックス(複合映画館)「メガボックス白石」で上映される。 新型コロナウイルス感染拡大防止のため、一般観覧はなく、審査委員と作品関係者だけが参加する。 一般観覧客はユーチューブの同映画祭公式チャンネルや、映画祭の公式ホームページ(dmzdocs.com)で一部のオンラインコンテンツの視聴ができる。 閉幕式は例年よりも規模が縮小され、最終日となる24日の午後7時からメガボックス白石で7部門16作品に対する授賞式が行われる。 俳優ソンフンが司会を務めた開幕式はインターネットサービス大手NAVER(ネイバー)の映像配信サービス「NAVER TV」で中継され、コロナ感染拡大防止のため、会場には一部の招待客のみが出席した。 開幕式ではオープニング作品としてキム・ジョンイン監督の「学校に行く道」(原題)が上映された。同作はソウル市内に障害者のための学校を設立する過程で起きた、障害を持った子どもの保護者と、地域住民の葛藤を扱った。 映画祭組織委員長の李在明(イ・ジェミョン)京畿道知事は映像メッセージで、「(北朝鮮との)境界に隣接した地域を含む京畿道は平和の大切さを最初に、最も強く体感する地域」とし、「映画祭を通じ、対立と葛藤の象徴であるDMZを平和、交流、生命の空間にするための努力が続くことを願う」と話した。
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