インフルエンザ予防注射を受けるために待つ人々(画像提供:wowkorea)
インフルエンザ予防注射を受けるために待つ人々(画像提供:wowkorea)
真昼の気温が25度前後まで下がり、涼しい気候が続き新型コロナウイルス感染症(COVID-19)とインフルエンザに同時に感染する懸念が高まっている。インフルエンザは10月初旬から感染者が現れ11月~12月にピークを迎えると予想されている。

キム・ウジュ の最新ニュースまとめ

◇親たち「子ども熱出たらどうしよう」… 最も致命的なのは高齢者

インフルエンザによくかかるのは、高齢者や子どもたちだ。免疫が弱い上、インフルエンザにかかると発熱、咳などの呼吸器症状があらわれる。

インフルエンザ感染者は突然の高熱(38〜40℃)や咳、のどの痛みなどの呼吸器症状が出る。症状がひどいと頭痛と筋肉痛、食欲不振などの全身症状を伴って、日常生活が困難になる。

秋以降にインフルエンザの患者が増加すると、コロナ19と症状を区別するのは難しい。

京畿道光明に住むキム・ドンヒョンさん(40)は、「子供がしょっちゅう熱を出すが、最近はコロナ19ではないかと怖くなる」と話した。

高齢者も肺炎などの合併症が発症しやすいため注意が必要だ。クォン・ジュンウク中央防疫対策本部副本部長は18日「インフルエンザに最も大きな被害を見ることができる年齢は高齢者」とし「これを考慮して予防接種の対象年齢を65歳から62歳に引き下げるなど対象を拡大したもの」と説明した。

今年のインフルエンザワクチン無料接種対象者は、△生後6か月〜18歳の小児青少年△妊婦△満62歳以上の高齢層で合わせて約1900万人である。昨年1381万人に比べて519万人が増えた。

◇海外でインフルエンザ・コロナ同時感染者が報告... マスクなど防疫上の対策が重要

インフルエンザとコロナ19に同時に感染する事例は、海外で報告されている状況である。米国テキサス州の保健当局は、コロナ19とインフルエンザに同時感染した事例が報告されたと9日(現地時間)発表した。

6月、トルコで報告された研究結果によると、2020年3月10日から5月10日までのコロナ19患者1103人のうち6人がインフルエンザに同時感染した。

インフルエンザとコロナ19の重複感染はまだ規模は小さいが、健康に悪影響を与える可能性が高いという分析が出ている。ウイルス性肺炎患者284人が参加した研究では、29.6%(84人)が、他の呼吸器関連ウイルスに重複感染したことが分かった。

キム・ウジュ古代九老病院感染内科教授は「気候が涼しくなってくるとインフルエンザが流行するものであり、コロナ19に同時に感染する可能性がある」とし「政府が早急に対策を出さなければならない」と強調した。

また「マスクの着用や手洗いなどの基本的な衛生上の注意を守ることが、インフルエンザとコロナ19を予防する最も基本的で重要な行動要領」「何よりも免疫が弱い高齢者や小児、青少年のインフルエンザの予防接種のほか、防疫上の注意を行うことが必要だ」と付け加えた。
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