環境部は7日、大気環境保全法に基づき7月1日から液化石油ガス(LPG)車の排出ガス許容基準を超低公害車(ULEV)水準に強化すると明らかにした。
 これによりLPG車の排出ガス許容基準は、一酸化炭素が1キロメートル当たり2.61グラムから1.13グラムに、窒素酸化物は0.37グラムから0.044グラム、炭化水素は0.097グラムから0.034グラムにそれぞれ変更される。この基準が適用されれば一酸化炭素の排出量は50%、窒素酸化物は88%、炭化水素は65%改善されるとみられる。

LPG の最新ニュースまとめ

 環境部は2004年12月に無・低公害自動車事業団を発足し、低公害LPG車の開発に向け、現代自動車とルノーサムスン自動車、GM大宇、GM大宇オート・アンド・テクノロジーを支援してきた。この2年半で官民から総額89億2000万ウォンが投じられた。

 現代自は液体状態のLPG燃料を吸気管に噴射するLPI技術を開発し、「ソナタ」と「グレンジャーTG」に取り入れた。GM大宇はLPG燃料をガス状態で吸気管に噴射する気体噴射技術を「トスカ」に、ルノーサムスンは液体噴射技術をタクシーや障害者向け乗用車に用いた。

 環境部はLPG車排出ガス許容基準を極超低公害(SULEV)水準まで引き上げる技術を開発し、欧州連合(EU)の大気環境基準に適合する軽油車の開発や後処理技術の確保を目指す。2011年までに政府研究費650億ウォンを無・低公害自動車事業団に投入する計画だ。


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