キム・スノク作家の「ペントハウス」からスジ(元Miss A)の「スタートアップ」まで…10月の韓国新ドラマラインナップ(画像提供:wowkorea)
キム・スノク作家の「ペントハウス」からスジ(元Miss A)の「スタートアップ」まで…10月の韓国新ドラマラインナップ(画像提供:wowkorea)
10月のお茶の間に新作たちが続々と登場する。地上波3局とtvN、そして総合編成チャンネルJTBCのみならず、TV ChosunやMBNも新作を披露し、お茶の間攻略に乗り出す。ジャンルやスターキャスティング、いずれもさまざまで豊富な新作の数々で満載なだけに、どんなドラマが注目されるのか早くも期待が熱い。

スジ(元Miss A) の最新ニュースまとめ

まずSBSは脚本家のキム・スノクによる新作「ペントハウス」を26日から放送する。この作品は「妻の誘惑」、「私はチャン・ボリ!」、「いとしのクム・サウォル」などを執筆したキム・スノク作家の「皇后の品格」以来、1年半ぶりの新作だ。キム・スノク作家はこれまで刺激的なキャラクターたちとストーリー展開で、あまりにも無理がある“どん詰まり”という指摘も受けてきたが、中毒性ある物語で視聴者たちをテレビの前に呼び集める底力も誇った。これに「ペントハウス」でもキム・スノク作家のパワーが十分に発揮されるのか、早くも期待を集めている。

「ペントハウス」は100階建てのペントハウスの近づくことができないクイーン、すべてを飲みこむほどの欲望のプリマドンナ、上流社会入りに疾走する女性が満たされないゆがんだ欲望で、住宅価格1番地および教育1番地で繰り広げられる不動産と教育戦争などを盛り込むドラマだ。

出演陣から顔ぶれが華やかだ。イ・ジア、キム・ソヨン、ユジン(S.E.S.)、そしてオム・ギジュン、シン・ウンギョン、ポン・テギュ、ユン・ジョンフン、パク・ウンソクが主演を務める。イ・ジアが財閥で生まれた交渉で気品あるクイーンのシム・スリョン役で、キム・ソヨンが生まれつき裕福な家に生まれ、華やかさと高慢さの結晶体である完ぺきなプリマドンナ、チョン・ソジン役で、ユジンは生まれて一度も裕福を経験しておらず、がむしゃらに生きてきたオ・ユンヒ役にそれぞれ扮する。

KBS 2TVは7日から新しい水木ドラマ「ドドソソララソ」を披露する。「ドドソソララソ」はエネルギッシュなピアニストク・ララ(Ara、コ・アラ)と、プロのアルバイト、ソヌ・ジュン(イ・ジェウク)のキラキラロマンティックコメディ。制作スタッフはAraが分別のないピアニストのク・ララ役とシンクロ率200%を誇ったとして、tvNドラマ「応答せよ1994」以来の“人生キャラクター”を残すと自負している。ここにドラマ「アルハンブラ宮殿の思い出」や「恋愛ワードを入力してください~Search WWW~」、「偶然見つけたハル」で人気を集めたイ・ジェウクがどんなタッグを見せてくれるのか楽しみだ。

KBSは10月中に「浮気したら死ぬ」も編成する。「浮気すれば死ぬ」はひたすら人を殺す方法だけを考える犯罪小説家の妻と、“浮気すれば死ぬ”という覚書を書いた離婚専門弁護士の夫によるコミカル・ミステリー・スリラーで、罪悪感を抱き悪事を働く大人たちに対する破格的で強烈な物語を盛り込む。映画「パラサイト 半地下の家族」で世界の映画界を虜にした女優チョ・ヨジョンのお茶の間復帰作だ。コ・ジュンはチョ・ヨジョンとヒヤリとする年上年下カップルのタッグを組む。

MBCは新しい月火ドラマと水木ドラマをそれぞれ披露する。月火ドラマでは「私を愛したスパイ」を、水木ドラマでは「カイロス」をそれぞれ編成する。「私を愛したスパイ」は、秘密が多い2人の夫とスパイ戦に巻き込まれたある女性のスリル満点のシークレット・ロマンティック・コメディ・ドラマで、「SHINHWA」のエリックとユ・インナ、イム・ジュファンが出演する。エリックはカン・アルム(ユ・インナ)の前夫であり旅行作家に成りすましたインターポールの秘密要員役で登場し、イム・ジュファンは外交官になりすました産業スパイであり、カン・アルムの現夫のデリック・ヒョン約で登場する。ユ・インナが秘密警察と産業スパイという秘密を持った2人の夫とスパイ戦に巻き込まれる。

「カイロス」は運命を変えるたった1分の時間、誘拐された幼い娘を取り戻さなければならない未来の男ソ・ジン(シン・ソンロク)と、失った母を助けなければならない過去の女エリ(イ・セヨン)が愛する人のために時間をかけて孤軍奮闘するタイム・クロージング・スリラー。特に「カイロス」は単純に事件以前に戻って未来を変えるのではなく、それぞれの時間帯の話が同時に進行し、1か月感覚で過去と現在に存在する2人の男女がつながる時間はたった1分で、短い時間で巻き起こる緊迫した状況がどのように描かれるのか注目される。

tvNは7日に「悪の花」の後続作品「九尾狐伝」を初回放送する。「九尾狐伝」は年に定着した九尾狐(クミホ)と彼を追うプロデューサーのファンタジー・アクション・ロマンス・ドラマ。2020年現在、伝来童話の主人公たちが人間と同じ姿で共存しているという新鮮な設定を通じて、これまで見られなかった特色のあるビジュアルとシーケンスを披露する見通しだ。

イ・ドンウクは一時、白頭大幹の山神だったが、現在は都心に定着した九尾狐のイヨン役、チョ・ボアは清純な顔の裏に強い性格の持ち主で会談番組のプロデューサーナム・ジア役、キム・ボムはイヨンの腹違いの弟であり、九尾狐と人間の間に生まれた“半人半妖”であり、現存する最も危険な九尾狐イラン役を演じる。

「秘密の森2」の後続として17日に初回放送されるtvN新週末ドラマ「スタートアップ」は韓国のシリコンバレー、サンドボックスで成功を夢見ながらスタートアップに飛び込んだ若者たちの始まり“START”と成長“UP”を描くドラマ。特に革新的な技術とアイデアで創業する会社を意味する「スタートアップ」はタイトルからも感じられるように、従来のドラマで本格的に取り扱ったことのないスタートアップ業界を前面に押し出し、新鮮で興味深いストーリーを予告している。

眼球浄化(目の保養)ビジュアルとケミストリーを誇るロマンスも期待のポイント。スジ(元MissA)は契約職を転々とする厳しい人生の中で、ひらめくアイデアで逆転を夢見る“勝負師”ソ・ダルミ役を演じた。ナム・ジュヒョクは投資金を使い果たすだけの“家門の恥”から再び輝くために挑戦するサムサンテックの創業者ナム・ドサン役を、キム・ソンホは過去の恩恵を施してくれた1人に借金を返そうとするハン・ジピョン役を演じる。カン・ハンナは財閥2世のタイトルではなく、自分の実力で認めてもらおうとするウォン・インジェ役を演じた。

JTBCが7日に初回放送する「私生活」は、プライバシーを共有し、盗み、操作する時代、詐欺師がすべての技術を総動員して国家の巨大な“私生活”を解き明かす痛快な詐欺プレイドラマだ。主人公のソヒョン(少女時代)は趣味は変装、特技は詐欺師の生活型詐欺師のチャ・ジュウン役を演じる。“サブキャラ”を隠して私生活を操作し、複数の“サブキャラ”で生きる詐欺師の現実生活を大胆に披露する予定だ。放送前からソヒョンとのコンビネーションで話題を集めたコ・ギョンピョは、「私生活」が軍除隊後初の作品だ。コ・ギョンピョは大企業チーム長を詐称してチャ・ジュウンに接近する謎の人物イ・ジョンファン役でカムバックする。

昨年10月に終了したドラマ「優雅な一族」で話題を集めたMBNが久しぶりに新作を発表する。MBNの新しい月火ドラマ「私のヤバイ妻」は愛し合って結婚したが、いつのまにか結婚という生活を維持するだけの、この時代を生きる多数の夫婦が共感できるミステリー夫婦残酷ドラマ。

キム・ジョンウンは美貌、知性、財力をあまねく取り揃えた完璧な妻シム・ジェギョン役を演じる。チェ・ウォニョンはすらりとしたルックスとユニークな性格の持つスターシェフであり、レストラン「オールドクロップ」の代表、キム・ユンチョル役を演じる。このように“パーフェストな夫婦”が拉致事件という悲劇的な事故に巻き込まれた理由は何なのか、永遠の同伴者で最も不気味な敵になってしまった夫婦の話が視聴者を魅了するものと期待される。

女優のキム・サランは今月中に初回放送されるTV Chosunの新ドラマ「復讐せよ」で久しぶりに視聴者たちと会う。「復讐せよ」は偶然復讐を依頼されたヒロインが事件を解決して権力に立ち向かう痛快なミステリー・ソーシャル復讐劇ドラマで、キム・サランが「愛するウンドン」以来、久しぶりに特別出演ではなく主演に復帰し関心を集めている。キム・サランの他にも、ユン・ヒョンミン、ユソン、チョン・マンシク、ユン・ソイらが出演する。

OCNは「ミッシング:彼らがいた」の後続として、17日に韓国初のミリタリー・スリラー・ドラマ「サーチ」を放送する。「サーチ」は最前線の非武装地帯(DMZ)で始まったミステリーな失踪と殺人事件の秘密を解明するために構成された最精鋭捜索隊のストーリーを描く。映画とドラマのフォーマットを結合したドラマチックシネマの4番目のプロジェクトで、映画「時間回廊の殺人」、「ホラー・ストーリーズ」のイム・デウン監督が演出を、多数の映画で脚本と演出を担当したクモ作家とコ・ミョンジュ作家が執筆を担当した。チャン・ドンユン、クリスタル(f(x))、ムン・ジョンヒ、ユン・バク、イ・ヒョヌクらが共演する。
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