与党「共に民主党」の田溶冀(チョン・ヨンギ)国会議員は先月、文化体育観光部長官が国威発揚に寄与したとして推薦した大衆芸能のアーティストの兵役時期を遅らせるなどの内容を盛り込んだ兵役法改正案を代表発議した。これに対し、兵務庁は「大衆文化芸術活動を保障し、国家イメージを高める趣旨」と説明した。
改正案が成立すれば、BTSメンバーの兵役免除は認められないが、延期は可能になる。
徐旭(ソ・ウク)国防部長官はBTSメンバーの兵役問題について、「社会的なコンセンサスが形成されなければならないが、現在の判断としては兵役の特例(免除)は考慮していない」として、「活動期間などを考慮し、延期などを検討していくことは意味があると判断している」と答弁した。
現行の兵役法によると、▼五輪3位以上の入賞者▼アジア大会1位の入賞者▼国際芸術コンクール2位以上の入賞者▼国内芸術コンクール1位の入賞者――らは芸術・体育要員とされ、4週間の基礎軍事訓練を受けた後、民間で活動を続けられる。一定期間の特技奉仕活動の義務があるが、軍生活をしないため、事実上の兵役免除措置となる。
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