全斗煥元大統領に有罪判決…丁国務総理「ようやく真実の扉が開かれる」=韓国(画像提供:wowkorea)
全斗煥元大統領に有罪判決…丁国務総理「ようやく真実の扉が開かれる」=韓国(画像提供:wowkorea)
チョン・セギュン(丁世均)国務総理は1日、‘5・18ヘリコプター射撃’を証言した故チョ・ビオ神父に対する死者名誉毀損容疑で起訴されたチョン・ドゥファン(全斗煥)元大統領(89)が前日(11月30日)、執行猶予判決を受けたことについて、「まだ終わっていない。ようやく隠され、抑えられた真実の扉が開かれる」と強調した。

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丁国務総理はこの日の午後、SNSメッセージを通じて「政府はクァンジュ(光州)の犠牲が無駄にならないよう、完全な真相究明に向けてさらに努力する」と明らかにした。

光州地裁刑事8単独のキム・ジョンフン判事は先月30日、死者名誉毀損の罪で起訴された全元大統領に対して懲役8か月、執行猶予2年を言い渡した。これに先立ち、検察は全元大統領に懲役1年6か月を求刑していた。裁判部は1980年5月21日に光州市ブルロドン(不老洞)、1980年5月27日に旧チョルラナムド(全羅南道)庁前のチョニルビルでヘリコプター射撃があったと判断した。

丁国務総理は「現実を離れ、時代の正義を判決することが歴史の役割であるが、光州の痛みを記憶する数多くの市民の無念さは大きいばかりだ」とし「故チョ・ビオ神父の遺族と光州市民たちが受けた大きな傷を思うと胸が痛くなる」と述べた。

続いて「40年が過ぎたが、5・18の傷は依然として私たちの胸に残っている。我々が光州を記憶しなければならない理由は、完全な治癒と許しで光州の傷痕を歴史の名で残すため」と付け加えた。

丁国務総理は「光州の名は正義、民主、包容、配慮」とし「真実を明らかにするために戦ってきた故チョ・ビオ神父の遺族と歪んだ歴史に苦しんでいる光州市民に慰労を申し上げる」と述べた。

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