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共に民主党は、今回の臨時国会会期終了日(1月8日)までに法案を処理するという考えだが、この日は小委員会から論議が進展せず、法案処理が今回の会期を越す可能性も慎重に提起されている。
法司委第1法案審査小委員会は、この日午前10時から前日提出された政府案をもとに重大災害法制定案の論議に突入した。
小委員会は、重大災害の概念を産業災害と市民災害に分けることにし、討論を続けた。
政府案は災害処罰対象に長官や地方自治体首長を除き、危険防止義務違反などで災害発生を推定する‘因果関係推定’の条項を無罪推定の原則に反すると判断して削除した。常勤労働者50~100人未満の事業場には、法適用を2年間猶予する方案も追加されるなど、これまで共に民主党で推進されていた法案より水位が低くなった。
共に民主党は、政府案はこれまで論争になっていた部分がかなり解消されたとし、国民の力に向けて論議への参加を促したものの、故キム・ヨンギュンさんの家族ら遺族は法案の趣旨が歪曲されたとして、小委員会の会議場に向かい、発言権を要請するなど抗議した。
法案審査1小委員長であるペク・ヘリョン(白惠蓮)共に民主党議員は遺族たちに「(政府案は)法律的に(問題が)提起された部分がかなり解消された」とし「政府は各界各層の考えを総合してまとめるしかない」と述べた。
続いて「今、野党と協議がうまく行っていない。ここで待たないでほしい」とも述べた。
これに対し、重大災害法処理を促すため、国会で正義党と断食スト中の故キム・ヨンギュンさんの母キム・ミスクさんは「(処罰の水位を)かなり下げて、人を生かすことのできない法案を作っている」とし「法案の趣旨を生かすべきだ」と指摘した。故イ・ハンビッPD(プロデューサー)の父親であるイ・ヨングァンさんも「政府は本当に労働者の死を考えているのか。原案を持って論議せよ」と抗議した。
正義党のカン・ウンミ(姜恩美)院内代表は「共に民主党は努力していると思うが、政府案はとても保守的」とし「最大限、原案を生かす方式にしなければならない」と述べた。
遺族はこの日の午後、国会を訪れた韓国経営者総協会(経総)のキム・ヨングン(金容根)常勤副会長にも「産業安全保健法は死を防ぐことができなかった。どのように死を防ぐことができるのか、法律で制定すべきではないのか」とし「経総でそうしてはいけない。労働者ヨンギュンが血を流すことで、あなたたちは財力を築いたのではないか」と声を高めた。
これに対し金副会長は記者団に対し「CEOや元請けに与えられた義務は実際に守られる水準で、明確に与えられなければならない」とし「玉虫色の制度ではなく、現場に合わせて適用できる義務を明確に規定しなければならない。一生懸命にやっても不可抗力的要素として、予想できない事故がある。重大な過失や故意でない限り、善良な管理者は免責されなければならない」と述べた。
また、事業場の規模別に法の適用が猶予される案については「大企業も2年以上猶予しなければならない」と強調した。
国民の力は、民主党が用意する単一案など、状況を見守った後、小委員会に出席する考えを明らかにしていた。この日、小委員会での法案審査には共に参加しているが、与党との神経戦は続いた。
法司委所属のキム・ドウブ(金度邑)国民の力議員は遺族と会い、白議員が先立って野党と協議がうまく行っていないと発言したことについて「白議員は、まるで国民の力が問題を提起し、法案審査ができないかのように述べているが事実とは異なる。法案審査で我々に発言機会が与えてくれたら、一生懸命に審査する」と述べた。
続いて「ユン・ホジュン(尹昊重)委員長や白幹事が前向きにこれまでやってきた法司委の運営方式を謝罪し、野党と協議すると約束するなら、我々は歓迎する」とし「21代国会法司委の状況をよく理解していない。我々は引っ張り出されている」と釈明した。
各界の反発を受け、この日の小委員会の論議は早い進捗もなく、午後遅くまで続いた。白議員は停会後、記者団に対し「明日、法案小委員会も要請しようと思う」と述べた。
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