外でうつらないのが最善なのに…‘急増’するコロナ家族感染を防ぐには=韓国(画像提供:wowkorea)
外でうつらないのが最善なのに…‘急増’するコロナ家族感染を防ぐには=韓国(画像提供:wowkorea)
家庭内での新型コロナウイルス感染症の拡散が不安視され、家族間感染を減らすことが防疫課題になった。

キム・ウジュ の最新ニュースまとめ

15日、韓国の中央事故収拾本部は昨年11月以降のコロナ集団感染は19%ポイント減少した反面、個人間感染は15%ポイント以上増えたと発表した。

昨年11月、全体感染者の半分以上となる52.7%を占めた集団感染の割合は、今年に入って9日までに33.5%に下がり、同期間の個人間感染の割合は23.7%から38.9%へと大幅に上昇した。

ソウルでは、個人間感染の割合が既に半分に迫っている状態だ。ソウル市によると、最近の月別家族・知人を通じた新規感染者の割合は昨年10月の21.6%から今年1月は49.1%へと増加した。特に個人間感染のうち、その多くが家族間感染によるものとなっている。

防疫専門家らは、家族間感染の場合、外部感染を通じて起こるため、外部との接触を減らすのが最善だと口を揃えた。

イデ(梨大)モクドン(木洞)病院呼吸器内科のチョン・ウンミ(千恩美)教授は「若い20代、50~60代の会社員が外で感染し、ウイルスを家庭内でうつす場合がほとんど」とし「家族が外部で感染しないことが最も重要だ」と述べた。

また「家に帰ったらすぐに手をきれいに洗い、エレベーター、公衆トイレ、公共交通機関などの多重施設を利用する際はマスクを必ず着用しなければならない」と個人の防疫守則を強調した。

国立がん病院予防医学科のキ・モラン教授も「コロナウイルスは家庭内で自生的に生じるのではなく、外で活動する人によって生じるもの」とし「外部との接触を減らし、周期的にコロナ検査を受けなければならない」と助言した。

専門家らは家庭でも個人間の距離確保を最大限守らなければならないと提言した。コリョ(高麗)大学クロ(九老)病院感染内科のキム・ウジュ教授は「社会的距離確保は個人間の距離確保を意味する」とし「家の中でも家族同士の動線が重ならないようにし、食事の時間を調整するなどの努力が必要だ」と述べた。

千教授も「家族の中でも夫婦間の感染は高いほう」とし「あまりに近くで長く話すのは控え、たくさん話す時は不便でもマスクを着用しなければならない」と強調した。

家族間の感染を減らすためには、全体の感染者数を減らさなければならないという意見もある。高麗大学アンサン(安山)病院感染内科のチェ・ウォンソク教授は「外でかかってきた後、家の中でウイルスをうつさない方法はない」とし「家族への伝播を防ぐには、社会全体的な危険度を下げなければならない」と伝えた。

個人の外部活動を減らし、コロナの拡散を抑えるため、防疫当局は首都圏、非首都圏にそれぞれ、社会的距離確保2.5段階、2段階を実施してきた。5人以上の私的な集まりを禁止する年末年始特別防疫対策も同時に施行している。

防疫当局は16日、現行の社会的距離確保調整方案と旧正月連休中の特別防疫対策を発表する。非同居家族同士で会い、移動が多くなる旧正月連休の感染拡散を憂慮するためだ。

千教授は「旧正月連休時は家で一緒に生活する家族だけでなく、他の所から来る家族と一緒になるため、外部の人と接触するのと同じ」とし「食事する時も少数の人だけ集まって食べ、話をする時もマスクを着用しなければならない」と強調した。

続いて「過去の旧正月やお盆期間のような地域間の移動を減らすため、高速バス・KTXなどの防疫措置も強化しなければならない」と付け加えた。

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