日本のTBSは17日、「菅義偉首相が、南官杓大使の離任を前に、継続して調整を行っていた接見を結局しなかった」と報道した。
南官杓大使は、菅義偉首相と会うことなく前日の午後に日本を去った。通常、韓国大使が離任する際は、首相と接見することが慣例だった点を考慮すれば、極めて異例だとTBSは伝えた。
複数の日本政府関係者らは、慰安婦被害者に日本政府が賠償しなければならないという韓国裁判所の判決などを考慮して、菅義偉首相が南官杓大使との接見を保留したと説明した。
後任に赴任予定のカン・チャンイル(姜昌一)新駐日韓国大使は17日、菅義偉首相が南官杓大使離任の接見を拒否したことについて、「私も礼儀が欠けているという気がする。なぜ挨拶できなかったのか、会えなかったのか分からない」と指摘した。
外交官出身の南官杓大使は、日韓関係が悪化していた2019年5月に赴任して、日本植民地時代の強制徴用被害者問題などに対応してきた。
しかし、最終的には日韓関係の問題を解決できないまま1年7か月が経過し、姜昌一前日韓議員連盟会長と交代することになった。
南官杓大使は16日、空港で記者団に対し、「新しい大使が赴任して、両国関係の改善につながる決断をできることを期待する」と明らかにした。
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