ハナツアーのロゴ(同社ホームページから)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
ハナツアーのロゴ(同社ホームページから)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
【ソウル聯合ニュース】韓国の旅行最大手ハナツアーが18日、本部・部署ごとに「組織の効率化」を進める計画を明らかにした。人事評価などをもとに人員削減の対象を絞り面談を行う予定。新型コロナウイルスの感染拡大の長期化を受け、ついにリストラに踏み切った。 同社関係者は「新型コロナのあおりで会社が存廃の岐路に立っている」と述べ、組織の効率化のほかに、これまで推進してきた事業を方向転換する可能性もあると説明した。 新型コロナの影響で旅行需要が蒸発し、ハナツアーの営業損失は2020年1~3月期が275億ウォン(約25億8000万円)、4~6月期が518億ウォン、7~9月期に302億ウォンと、赤字が続いている。そのため3~5月は従業員を有給で休業させ、6月からは最低限の人員以外は無給の休業とした。雇用維持に向け政府が基本給の50%を支給する取り組みも11月で終了した。 同社の従業員は2019年末に2500人だったが、自主退職などにより20年12月には2300人程度に減った。 同業のロッテ観光開発は昨年、300人を超えていた旅行部門の従業員のうち3分の1にあたる規模の希望退職を募った。自由ツアーの従業員数は新型コロナ流行前に130人超だったが、昨年上半期中に30人程度にまで急減した。
Copyright 2021YONHAPNEWS. All rights reserved. 40