米ウェイン州立大学医学部は、新型コロナの流行期間中 亜鉛補充剤を摂取した男性と女性の精子と卵子細胞のミトコンドリアの損傷が減り、免疫力が向上したと報告した。
この研究結果は「新型コロナの過程における亜鉛の潜在的役割と繁殖に与え得る影響」というタイトルで、先月 学術誌“Reproductive Sciences”に掲載された。
2020年7月 米国立保健院(NIH)は、新型コロナ治療指針ガイドで、亜鉛を投薬した新型コロナの患者たちは、亜鉛を投与しなかった患者たちに比べて免疫機能に関与するリンパ球の数値が高く、筋肉の損傷時に発見されたトロポニンおよび炎症関連指標であるカルシトニン数値が低く表れたと報告している。
当時 NIHは、この臨床試験の結果だけをもって 新型コロナ治療に亜鉛を処方することを勧めるには、根拠が足りないと説明した。しかし 今回の研究結果によると、亜鉛摂取が新型コロナと闘うのに役立つ可能性があるものとみられる。
この研究陣は、亜鉛が抗酸化および抗炎症剤として有用に活用され得ると語った。
ウェイン州立大学医学部の産婦人科教授は「全ての成人に 一日最大50ミリグラムまで亜鉛を補充すれば、妊娠を試みる夫婦に役立つ他にも、免疫力を高め 新型コロナのウイルス性疾病と闘うのに役立ち得る」と語った。
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