“韓国のトム・ハンクス”ことパク・ヘイル「少年を演じるのは大変」

13歳の少年に変身したパク・ヘイルは「少年を演じるのは大変」と言いながら首を左右に振る。連続殺人犯の容疑者からねちっこいナンパ男まで、多彩な演技をこなしてきたパク・ヘイルの13歳の少年に変身した姿は巷の話題となっている。

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パク・ヘイルは映画『少年、天国へ行く』で、ある日急に33歳になってしまった13歳の少年“ネモ”に変身、2001年、フランスで1,000万人の観客から愛された不思議な女性『アメリ』ほどに不思議な13歳の少年として、韓国映画史上最もユニークなキャラクターに変身した。

何よりも世の中に存在しない、33歳の体と13歳の心を持つ少年を表現するため、パク・ヘイルは休むまもなく、見えない努力を重ねてきた。彼は今回の役作りのため、小学生たちの姿をじっと観察し、彼らの言葉や行動を収集し、類似しているトム・ハンクス主演の『ビッグ』を参考にしながら、少しずつ自分の演じる“ネモ”というキャラクターのアウトラインを掴んでいった。

パク・ヘイルがいつも撮影場に自分の用意した資料ファイルを持ち歩きながら研究したり、悩んだりしている姿は、今回の映画監督のユン・テヨン監督は「まるで大学院生や教授の姿みたいだった」と驚きを隠せなかったほど真摯だった。

パク・ヘイルは自分の役者人生において最も大きな宿題がこの“ネモ”だと話し、撮影場ではわざと子役俳優たちと一緒に過ごしながら、少年の感情に浸ろうと努力した。また、メンコやおもちゃのロボットのような撮影小道具を常に持ち歩き、暇さえあれば本物の13才の少年のように遊んだ。

映画制作者側は、「“ブーンブンブン”“ドカーン”といった声を出しながらおもちゃで遊ぶパク・ヘイルの姿は、『少年、天国へ行く』ならではのシーン」「デビュー当時から演技派と呼ばれ続けたパク・ヘイル。今回の映画で再び彼の演技力は真価を発揮するだろう」と、観客の期待を高めた。

加えて「暖かく優しげな容姿、しかし、天才的な演技力で全世界を魅了したトム・ハンクス。パク・ヘイルこそ韓国のトム・ハンクスだ」と彼を絶賛している。

ある日突然33歳になってしまった13才の少年“ネモ”。パク・ヘイルが韓国映画史上最もユニークな13歳の少年というキャラクターを演じきった『少年、天国へ行く』は、11月11日に公開される。果たして彼がどのように13才の少年の姿を見せてくれるか、関心が集まっている。

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