リサーチ会社のカートナーとカウンターポイントの予想によると、アメリカのスマートフォン市場でLG社のシェアは10%程度である。またLG社はアメリカの現地通信会社との提携契約を通じ急成長している。
カートナーのアナリストは LG社のスマートフォン撤退による大部分の利益をサムソン社が得るだろうと予想した。LG社とサムスン社は北米の似たような市場で競争していたためだと彼は説明した。 一方、アップル社はアメリカ市場で高価品を供給する傾向にあり、LG社の撤収で得られる部分は少ないと彼は指摘した。
全世界のスマートフォン市場でLG社が占める比率は昨年2%に縮小した。カウンターポイントによると、昨年LG社のグローバル販売は2300万台でサムスン社の2億5600万台と比べ1/10にもならなかった。LG社が世界でサムスン社、アップル社に次ぐ3位のスマートフォン会社だった2013年の状況と比べてみると激変している。
LG電子が満を持して発売した最高級スマートフォンが失敗に終わり、中小メーカーとの競争で損失が大きくなったとカウンターポイントのアナリストは評価した。
彼は「(世界的に見て)LG社のスマートフォン事業撤退で主要な中国メーカーの廉価ブランドが利益を得るだろう。アメリカ市場の場合、サムスン社、Motorola社、HMD社がLG社のシェアを獲得するだろう」と予想した。南米市場ではXiaomi社とMotorola社、 韓国ではサムスンがLG社撤退による恩恵を得るだろうとアナリストは予想した。
一方、先端技術を熱望する人々はTwitterでLG社のスマートフォン事業撤退に対する残念さを滲ませた。人気ユーチューバーのマーカス・ブラウンさんはTwitterで「LG社のすべてのスマートフォンが優れていたわけではなかった。LGのスマートフォンが消えたということは、たとえうまくいかなくても新しいことに思い切って挑戦するパイオニアが消えたことを意味する」と話した。
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